「本当は気持ちよくない。」
そう感じていても、その気持ちを飲み込み、我慢し続けている女性は少なくありません。
パートナーのことは好き。
関係を壊したいわけでもありません。
だからこそ、「私が我慢すればいい」と思ってしまうことがあります。
ですが、その我慢は決して「我慢強い性格だから」だけではありません。
そこには、自分でも気づいていない思いや不安が隠れていることがあります。
この記事では、なぜ女性は気持ちよくないセックスを我慢してしまうのか、その心理と身体への影響についてお伝えします。
感じにくさ全体について知りたい方は、セックスが気持ちよくない理由|感じにくい女性の原因とはもあわせてご覧ください。
「感じない私が悪い」と思ってしまう女性は少なくありません
ご相談の中で、とても多いのがこの言葉です。
「感じない私がおかしいんですよね。」
「感度が悪い私が悪いんだと思っていました。」
女性は違和感があると、「相手が悪い」と考えるよりも、「自分がおかしいのかもしれない」と考えてしまうことがあります。
そのため、本当は身体が何かを伝えているだけなのに、自分を責める方向へ意識が向いてしまいます。
ですが、感じにくさは「あなたが悪い」という話ではありません。
身体の緊張や安心感、自分の感覚を後回しにしてきた積み重ねなど、さまざまな要素が関わっていることがあります。
「私さえ我慢すればいい」と思ってしまう理由
優しい女性ほど、自分よりも相手を優先します。
- パートナーを傷つけたくない
- 頑張ってくれているのに申し訳ない
- 嫌われたくない
- 自信をなくしてほしくない
- 今の関係を壊したくない
そう考えるうちに、「私さえ我慢すれば丸く収まる」と思うようになります。
その選択は、相手を大切に思っているからこその優しさです。
ですが、その優しさが続きすぎると、自分の気持ちだけが置き去りになってしまうことがあります。
「しょうがない」と諦めることが当たり前になってしまうこともあります
最初は違和感だったものも、何度も繰り返しているうちに、
「セックスってこんなものなのかな。」
「女性はみんな我慢しているのかな。」
「しょうがないよね。」
そう思うようになる女性も少なくありません。
相談の中でも、
「もう体質だから変わらないと思っていました。」
「年齢だから仕方ないと思っていました。」
と話される方がいらっしゃいます。
ですが、本当に諦めるしかない状態なのかどうかは、まだ分からないこともあります。
「しょうがない」と思っていた背景に、自分の身体を知らなかっただけということも少なくありません。
我慢していることに、自分では気づいていない女性もいます
「私は我慢していません。」
そう話される女性もいらっしゃいます。
ですが、お話を伺っていくと、
- 演技をしている
- 終わるまで待っている
- 断る理由を探している
- 終わったあとホッとしている
そんな状態になっていることがあります。
それは、自分では当たり前になってしまっていて、我慢しているという感覚さえなくなっているのです。
だからこそ、まずは「私は本当はどう感じているのだろう」と自分へ問いかけてみることが大切になります。
我慢を続けると、身体も少しずつ「我慢すること」を覚えていきます
身体は、毎回経験したことを少しずつ学習していきます。
そのため、気持ちよくないと感じながらも我慢する時間が続くと、身体は「セックスとは我慢するもの」と覚えてしまうことがあります。
すると、本当は大好きなパートナーなのに、自然と力が入るようになったり、気持ちを切り替えて「早く終わらないかな」と考えるようになったりする女性も少なくありません。
最初は少しの違和感だったものが、繰り返されることで身体の反応そのものになってしまうことがあります。
だからこそ、「感じにくくなった」のではなく、「我慢する身体になっていただけ」という場合もあるのです。
自分の感覚が分からなくなってしまうこともあります
我慢を続けていると、自分が何を心地よいと感じるのか分からなくなることがあります。
「何が嫌なの?」
そう聞かれても答えられない。
「どうしてほしいの?」
そう聞かれても、自分でも分からない。
それは、感覚がないのではありません。
長い間、自分の気持ちよりも相手を優先してきたことで、自分の身体の声を聞く機会が少なくなっていただけなのです。
実際のご相談でも、「気持ちよくないことは分かるけれど、何が心地いいのかは分かりません」と話される女性は少なくありません。
身体の感覚を知ることについては、感じない女性でも変われる?身体が反応しやすくなる条件とはでも詳しくご紹介しています。
「我慢するしかない」と決めつけなくても大丈夫です
ここまで読んで、「まさに私のことかもしれない」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、我慢してきたことを責める必要はありません。
それだけパートナーとの関係を大切にしてきたということでもあります。
ただ、その優しさを、自分だけが我慢する形で続ける必要はありません。
身体の感覚は、少しずつ取り戻していくことがあります。
自分が何を心地よいと感じるのか。
どんなときに安心できるのか。
そうした小さな気づきを積み重ねていくことで、身体との向き合い方も少しずつ変わっていきます。
まとめ
セックスが気持ちよくないのに我慢してしまう女性は少なくありません。
その背景には、
- 「感じない私が悪い」と思ってしまうこと
- 「私さえ我慢すればいい」と考えてしまうこと
- 「しょうがない」と諦めてしまうこと
こうした優しさや不安、思い込みが隠れていることがあります。
そして、その我慢が続くことで、身体も少しずつ「我慢すること」を覚え、自分の感覚が分かりにくくなってしまうこともあります。
だからこそ、大切なのは無理に変わろうとすることではありません。
まずは、「私は本当はどう感じているのだろう」と、自分の身体へ目を向けることから始めてみてください。
その小さな気づきが、自分自身を大切にする第一歩になることがあります。
一人で整理することが難しいと感じた方へ
大翔のもとには、
「私が悪いと思っていました。」
「ずっと我慢することが普通になっていました。」
そんな女性が多く相談に来られます。
施術では、無理に感じようとするのではなく、まずは身体が安心して、自分の感覚を受け取れる状態を一緒に育てていきます。
すると、「初めて自分がずっと我慢していたことに気づきました」「自分の身体にも、ちゃんと感覚があったんですね」と話される方も少なくありません。
自分の身体を知ることは、自分を責めることではなく、自分を理解してあげることでもあります。
もし一人では整理が難しいと感じたときは、身体を知るきっかけの一つとして思い出していただけたら嬉しく思います。
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