「気持ちよくないけれど、このくらいは我慢しよう。」
最初は、そんな小さな気持ちだったかもしれません。
パートナーのことは好き。
関係も悪くない。
だからこそ、「言わなくても大丈夫」と思いながら、そのまま続けてしまう女性は少なくありません。
ですが、その我慢が何度も積み重なると、少しずつセックスへの気持ちが変わっていくことがあります。
「今日は疲れていることにしよう。」
「また同じ時間になるのかな。」
そんな気持ちが増えていくと、結果としてセックスレスへつながってしまうこともあります。
ただし、それは「セックスが嫌いだから」ではありません。
気持ちよくないセックスを続けることで、身体も心も少しずつ学習してしまうことがあるのです。
この記事では、我慢するセックスが二人へどのような影響を与えるのかについてお伝えします。
感じにくさ全体について知りたい方は、セックスが気持ちよくない理由|感じにくい女性の原因とはもあわせてご覧ください。
我慢するセックスは、少しずつ「したくない時間」へ変わっていきます
気持ちよくない状態が続くと、多くの女性は「セックスが嫌いになる」のではありません。
少しずつ、「したくなくなる」のです。
気持ちよくない。
でも断れない。
相手を傷つけたくない。
そんな時間が続くほど、身体は「また我慢する時間が来る」と覚えていきます。
すると、セックスが始まる前から気持ちが重くなったり、触れられることへ身構えてしまったりする女性も少なくありません。
これは意志が弱いからではなく、身体が経験を積み重ねた結果として起こることがあります。
パートナーも「これでいい」と学習してしまうことがあります
ここで大切なのは、パートナーが悪いという話ではないことです。
女性が我慢して笑顔で過ごしていると、パートナーは「この触れ方で心地よいんだ」と受け取ってしまうことがあります。
悪気があるわけではありません。
目の前で嫌そうな様子がなければ、「喜んでくれている」と思うのは自然なことです。
一方で女性は、
- 傷つけたくない
- 雰囲気を壊したくない
- 期待に応えたい
そんな気持ちから、本当の感覚を伝えられずにいます。
すると、お互いに悪気がないまま、「気持ちよくないセックス」が二人の当たり前になってしまうことがあります。
女性の身体も「我慢すること」を覚えていきます
身体は、繰り返した経験を少しずつ覚えていきます。
もし毎回のセックスで、
- 早く終わってほしい
- 今日も我慢しよう
- ちゃんと反応しなきゃ
そんな時間が続いていると、身体は「セックス=頑張る時間」と学習してしまうことがあります。
すると、本当は大好きなパートナーなのに、身体だけが自然と構えてしまうこともあります。
身体は好き嫌いで反応しているわけではありません。
これまで経験してきたことを、そのまま覚えているだけなのです。
「セックス=我慢する時間」になる前に見直したいこと
ここで知っておいていただきたいのは、「我慢しないで」と言いたいわけではないということです。
大好きなパートナーだからこそ、相手を思って我慢してしまうことはあります。
それ自体は、とても自然なことです。
ですが、その我慢が当たり前になってしまうと、二人のセックスは少しずつ「本音のない時間」になってしまいます。
本当は少しゆっくり触れてほしい。
本当は今日は気持ちが向かない。
本当は違う触れ方の方が心地いい。
そうした小さな感覚を伝えられないまま続けると、お互いに「これが普通なんだ」と思いながら、そのセックスを繰り返すことになります。
だからこそ、変えるべきなのは相手ではなく、「我慢することが当たり前になっている状態」なのかもしれません。
本当は「何が心地よいのか」が分からない女性も少なくありません
ご相談を伺っていると、
「気持ちよくないことは分かるんです。」
「でも、どうしてほしいのかは自分でも分からないんです。」
そう話される女性は少なくありません。
長い間、自分の感覚よりも相手を優先してきたことで、「私は何を心地よいと感じるのか」が分からなくなっていることがあります。
その状態では、パートナーへ伝えようと思っても、何を伝えればいいのか分かりません。
だから伝えられないのではなく、まだ自分自身の身体を知らないだけという場合もあるのです。
身体の感覚を知ることについては、感じない女性でも変われる?身体が反応しやすくなる条件とはでも詳しくご紹介しています。
二人で心地よいセックスを育てていくことはできます
「もう遅いのかな。」
そう思われる方もいらっしゃいます。
ですが、身体は経験を積み重ねながら少しずつ学んでいくものです。
そして、セックスも二人で育てていくものです。
女性だけが頑張るものでもなければ、パートナーだけが変わるものでもありません。
お互いが少しずつ身体を知り、本音を知り、「二人にとって心地よい時間」を探していくことで、セックスの感じ方が変わっていくこともあります。
だからこそ、「もうセックスレスになるしかない」と決めつける必要はありません。
その前にできることは、まだたくさんあります。
まとめ
セックスが気持ちよくない状態が続くと、セックスレスにつながることはあります。
ですが、その原因は「愛情がなくなったから」とは限りません。
我慢すること。
合わせること。
言えないこと。
そうした経験を繰り返す中で、女性の身体も、パートナーも、「このセックスが普通なんだ」と学習してしまうことがあります。
だからこそ、小さな違和感を我慢し続けるのではなく、「私は本当はどう感じているのだろう」と身体へ目を向けることが大切です。
その気づきが、二人のセックスを少しずつ変えていくきっかけになることがあります。
一人で整理することが難しいと感じた方へ
大翔のもとには、
「パートナーとは仲がいいんです。」
「でも、セックスだけがずっと我慢でした。」
そんなご相談が多く寄せられます。
施術では、無理に感じようとするのではなく、身体が心地よさを受け取れる状態を一緒につくっていくことを大切にしています。
身体の感覚が少しずつ変わることで、
「初めて我慢しなくていい感覚が分かりました。」
「その後、パートナーとのセックスも自然と変わっていきました。」
と話される女性も少なくありません。
セックスレスを防ぐために無理を続けるのではなく、自分の身体を知ることが、結果として二人の関係を育てることにつながる場合もあります。
もし一人では整理が難しいと感じたときは、身体を知るきっかけの一つとして思い出していただけたら嬉しく思います。
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