「外イキできない私は、女性としてどこか足りないのかな。」
「彼は気にしていないと言ってくれるけれど、本当はがっかりしているかもしれない。」
「友達は普通に感じるって言っていたのに、どうして私は分からないんだろう。」
こうした悩みは、身体の悩みであると同時に、自分自身を責めてしまう悩みに変わっていくことがあります。
実際に相談でも、最初は「外イキできません」という相談だったはずが、お話を聞いていくと、最後には
- 自分に自信がない
- 女性として魅力がない気がする
- パートナーに申し訳ない
そんな気持ちを話してくださる方も少なくありません。
外イキできないことと、あなたの価値は本来別のものです。
それでも自分を責めてしまうのは、身体よりも「心の働き」が大きく関係していることがあります。
この記事では、なぜ外イキできないことで自己肯定感が下がってしまうのか、心理学の視点も交えながら整理していきます。
外イキそのものの仕組みについて知りたい方は、外イキとは?|オーガズムの仕組みと感覚を身体から理解するをご覧ください。
「できない自分が悪い」と思ってしまうのは自然なことです
人は何かうまくいかないことがあると、その原因を自分に向けてしまうことがあります。
心理学では、これを内的帰属(ないていきぞく)と呼ぶことがあります。
難しく聞こえるかもしれませんが、とても身近な心の働きです。
例えば、仕事で失敗したときに
- 自分の能力が足りなかった
- 自分の努力が足りなかった
と考えてしまうことがあります。
外イキの悩みでも同じです。
本当は身体の状態や、その日の緊張、神経の働きなど様々な要因が重なっているにもかかわらず、
「私がダメだから感じられない。」
と、自分自身を原因にしてしまう女性は少なくありません。
ですが、その考え方は事実ではなく、「そう思いやすい心の働き」であることも多いのです。
女性は「相手を満足させなければ」と考えやすい傾向があります
外イキの悩みを抱える女性のお話を聞いていると、自分の快感よりも、相手のことを心配している方が多くいらっしゃいます。
例えば、
- 彼に申し訳ない
- 楽しませられていない気がする
- 反応しないと傷つけてしまうかもしれない
そんな気持ちを抱えながら過ごしていることがあります。
この状態では、自分の身体よりも相手の表情や反応に意識が向きやすくなります。
すると、「今、自分はどう感じているのか」を受け取りにくくなってしまいます。
本来、快感は誰かに見せるものではありません。
自分自身が安心して感じるものです。
ですが、「期待に応えなければ」という気持ちが強いほど、自分の身体よりも相手を優先しやすくなってしまいます。
「みんなできているのに」という比較が苦しさを大きくします
今はSNSやインターネットで、さまざまな体験談を見ることができます。
その中には、
- 簡単に外イキできた
- 毎回気持ちよくなれる
- こんな方法で感じられるようになった
という情報もたくさんあります。
それを見るたびに、
「どうして私はできないんだろう。」
「普通はもっと感じるものなのかな。」
そんな気持ちになってしまう方も少なくありません。
ですが、インターネットに書かれているのは、その人の一部分だけです。
感じられなかった日や、不安だった時間が書かれていないことも多くあります。
見えている情報だけで自分と比べてしまうと、必要以上に自分を責めてしまうことがあります。
自己肯定感が下がると、身体の感覚にも影響することがあります
「また感じられなかったらどうしよう。」
「今日もダメだったら、自分は女性として魅力がないのかもしれない。」
そんな気持ちを抱えながら過ごしていると、身体は無意識に緊張しやすくなります。
心理学では、不安やプレッシャーが強い状態では、脳は「楽しむこと」よりも「失敗しないこと」を優先しやすくなると考えられています。
すると、本来なら自然に感じ取れていた小さな身体の変化にも気づきにくくなります。
つまり、
- 感じられないから自己肯定感が下がる
- 自己肯定感が下がることで、さらに感じにくくなる
このような悪循環が起こることも少なくありません。
だからこそ、「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込むことが、かえって身体を緊張させてしまう場合があります。
身体の問題なのに、性格の問題だと思ってしまうことがあります
相談の中でよく聞くのが、
「私が考えすぎる性格だからですよね。」
という言葉です。
もちろん、考え込みやすい性格が影響することはあります。
ですが、それだけで片付けられるものではありません。
身体が緊張していたり、神経が刺激を受け取りにくい状態だったりすると、同じ人でも感じ方は変わります。
つまり、性格だけが原因ではなく、身体の状態も大きく関係しているということです。
身体から見ると、あなたが弱いわけでも、女性として劣っているわけでもありません。
身体が今どんな状態なのかを知ることの方が大切です。
身体が感じにくくなる仕組みについては、外イキできない原因|神経・脳・身体から見る感覚の仕組みで詳しく解説しています。
「感じること」が自己肯定感ではありません
自己肯定感というと、「自信を持つこと」だと思われることがあります。
ですが、本来の自己肯定感は、「できる自分」だけを認めることではありません。
できる日もあれば、できない日もある。
調子がいい日もあれば、何も感じない日もある。
そんな自分も含めて受け入れられることが、自己肯定感につながっていきます。
外イキも同じです。
「できたかどうか」だけで自分を評価してしまうと、その日の身体の状態まで否定してしまうことになります。
でも、本当は身体は毎日少しずつ違います。
昨日と今日で感じ方が違うことも自然なことです。
だから、「今日は感じられなかった」という事実だけで、自分自身の価値まで決める必要はありません。
まず必要なのは「できるようになること」ではなく、「自分を責めないこと」
施術を受けられる女性の中にも、最初は
「外イキできるようになりたいです。」
と話される方がたくさんいます。
ですが、お話をしていくと、本当に苦しかったのは
- 自分だけできないと思っていたこと
- 女性として自信を失っていたこと
- 誰にも相談できなかったこと
だったということも少なくありません。
身体が変わり始める前に、表情が少しやわらぐ方もいます。
それは、「私だけじゃなかったんですね。」という安心が生まれるからです。
安心すると、身体も少しずつ緊張をほどいていきます。
だから、外イキの悩みを解決する第一歩は、「感じること」ではなく、「自分を責め続けることをやめること」なのかもしれません。
「感じられない私」ではなく、「まだ身体が準備できていない私」なのかもしれません
外イキできないことを、「自分の欠点」のように感じてしまう女性は少なくありません。
ですが、これまで多くの女性のお話を伺ってきて感じるのは、最初から「私は感じられない体質なんです」と話される方ほど、身体のことを知ることで表情が変わっていくということです。
例えば、
- くすぐったいだけだと思っていた感覚に意味があったこと
- 強い刺激が苦手なのは神経が敏感だからだったこと
- 緊張すると身体は感じにくくなること
そうしたことを知るだけで、
「私がおかしかったわけじゃなかったんですね。」
と安心される方も少なくありません。
安心すると、「できる・できない」という結果だけで自分を評価する気持ちも、少しずつ和らいでいきます。
自己肯定感は「できること」で決まるものではありません
私たちは、小さい頃から「できること」に価値を感じやすい環境で育つことがあります。
勉強ができる。
仕事ができる。
人とうまく付き合える。
その延長で、
「感じられる女性の方が魅力的なんじゃないか。」
「外イキできない私は女性として未熟なんじゃないか。」
そんなふうに考えてしまうことがあります。
でも、本来はそうではありません。
身体の反応は、その日の体調や神経、自律神経、安心感など、さまざまな条件が重なって生まれるものです。
それは、あなたという人の価値とは別のものです。
外イキできることが、女性としての価値を決めることはありません。
自分を責めるより、自分の身体を知ることから始めてみませんか
もし今、
- どうして感じられないんだろう
- また今日もダメだった
- 私は普通じゃないのかもしれない
そんなふうに考えているとしたら、少しだけ視点を変えてみてください。
「どうして私はダメなんだろう。」
ではなく、
「今の身体は、どんな状態なんだろう。」
という見方です。
身体を責めるのではなく、身体を理解する。
その積み重ねが、自分自身との付き合い方も少しずつ変えてくれることがあります。
感覚は、「頑張ること」で育つというより、「身体を知ること」で分かりやすくなることも少なくありません。
感覚が育っていく過程については、外イキは練習できる?感覚を育てるという考え方でも詳しくお伝えしています。
まとめ
外イキできないことで、自分を責めてしまう女性は少なくありません。
ですが、その苦しさは「感じられないこと」そのものよりも、「感じられない自分には価値がない」と思い込んでしまうことから大きくなっている場合があります。
身体の反応は、その日の状態によって変わります。
神経や脳、自律神経の働きも毎日同じではありません。
だから、「今日は感じられなかった」という結果だけで、自分自身まで否定する必要はありません。
まずは、自分を責めることではなく、自分の身体を知ることから始めてみてください。
その積み重ねが、「できる・できない」だけではない、新しい身体との向き合い方につながっていくはずです。
一人で抱え続けなくても大丈夫です
感覚の悩みは、とてもプライベートなものです。
だからこそ、誰にも相談できず、「自分だけがおかしいのでは」と何年も抱え続けてしまう方もいます。
でも、本当はその悩みを抱えている女性は少なくありません。
施術でも、「こんなことを相談していいのか迷っていました」と話される方が多くいらっしゃいます。
身体のことを知り、自分を責める気持ちが少し軽くなるだけでも、身体の反応が変わり始めることがあります。
もし、「一度、自分の身体について整理してみたい」と感じたら、一緒に身体の状態を見つめ直してみるという選択肢もあります。
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