セックスの相性が合わないと感じる理由|身体だけが原因ではない

「セックスの相性が合わないと感じる理由」というタイトルと、二人の心地いいペースの違いをピンクとブルーの水彩ラインで表現したイラスト セックス気持ちよくない

「セックスの相性が合わないのかな。」

パートナーのことは好き。

普段の関係も悪くない。

それなのに、セックスになると気持ちよくなかったり、どこか噛み合わない感じがしたりする。

そんな違和感から、「この人とは身体の相性が悪いのかも」と悩んでいる女性もいます。

でも、セックスの相性は、単純な「身体の相性」だけで決まるものではありません。

触れ方、ペース、性的な好み、気持ちが追いつく速さ、求めていることの違い。

そして意外と大きいのが、自分自身も「何なら心地いいのか」がまだ分からないという状態です。

この記事では、「相性が悪い」で終わらせる前に、二人の間で何がズレているのか、そして自分の身体の感覚を知ることがなぜ大切なのかを整理していきます。

感じにくさ全体について知りたい方は、セックスが気持ちよくない理由|感じにくい女性の原因とはもあわせてご覧ください。

セックスの相性は「身体が合う・合わない」だけではありません

「身体の相性がいい。」

「身体の相性が悪い。」

よく使われる言葉ですが、実際のセックスにはいくつもの要素があります。

  • どんな触れ方を心地よく感じるか
  • 刺激の強さや場所
  • 進んでいくペース
  • どのくらい時間が必要か
  • 外側の刺激と中の刺激の感じ方
  • どんなことをしたい・したくないか
  • セックスそのものを求める頻度

つまり、「相性が合わない」という一つの感覚の中に、いくつもの違いが含まれている可能性があります。

例えば、自分はゆっくり身体の感覚が高まっていく方が心地いい。

でも、相手は早いペースを好む。

自分はクリトリスなど外側の刺激の方が分かりやすい。

でも、相手は挿入など中の刺激を中心に考えている。

この場合、「身体そのものが合わない」というより、二人が心地よいと感じる条件がまだ一致していないと考えることもできます。

性的な満足は、一つの身体的条件だけで決まるものではありません。

だからこそ、「相性」という言葉だけで全部をまとめてしまわないことが大切です。

「好きなのにセックスが合わない」は矛盾ではありません

パートナーのことが大好きなのに、セックスでは気持ちよくない。

この状態になると、

「本当は好きじゃないのかな。」

「好きなら身体も反応するはずなのに。」

「私がおかしいのかな。」

と、自分の気持ちまで疑ってしまう女性がいます。

でも、愛情と性的な快感は同じものではありません。

好きという気持ちがあるからといって、どんな刺激でも心地よく感じるわけではありません。

反対に、性的な心地よさだけで二人の愛情の深さを測ることもできません。

性的な満足には、関係性だけでなく、身体状態、性的な欲求、刺激の好み、コミュニケーションなど、さまざまな要素が関係します。

だから、

「好きなのに合わない」と感じること自体は矛盾ではありません。

まず愛情の問題と性的な感覚の問題を分けて考える。

それだけでも、「好きなのに感じない私はおかしい」という自己否定から少し離れやすくなります。

大好きなパートナーなのに感じにくい理由については、セックスが気持ちよくない…関係は悪くないのに感じない理由でも詳しくお伝えしています。

「相性が悪い」のではなく、二人が求めているものが違うこともあります

相性を考えるときに知っておきたいのが、sexual compatibility(性的適合性・性的な相性)という考え方です。

難しく聞こえますが、簡単に言えば、二人の性的な好みや欲求、価値観などが、どのくらい噛み合っているかということです。

例えば、

求める頻度が違う。

好きな触れ方が違う。

セックスで大切にしたいことが違う。

したいこと・したくないことが違う。

こうした違いがあれば、「なんとなく合わない」という感覚になることがあります。

ここで大切なのは、違いがあること自体を失敗と考えないことです。

二人の人間なので、すべてが最初から一致しているとは限りません。

話したり試行錯誤したりすることで調整できるズレもあります。

一方で、性的な欲求や境界、価値観など、簡単には合わせられない違いもあります。

だから僕は、何でも「二人で頑張れば相性は良くなる」とは考えていません。

必要なのは、何がズレているのかを具体的にしていくことだと思っています。

でも、自分の感覚が分からないと「相性」そのものを判断しにくい

ここで、もう一つ考えてほしいことがあります。

「相手と合わない」と感じているとき、

自分は何なら心地いいのか、分かっていますか?

これは責める意味ではありません。

ご相談を伺っていると、

「今のセックスが気持ちよくないことは分かるんです。」

「でも、どうしてほしいのか聞かれると分かりません。」

という女性もいます。

これは珍しいことではありません。

例えば、

「強い刺激は苦手。」

でも、どのくらいなら心地いいのか分からない。

「挿入はあまり感じない。」

でも、外側の刺激ならどうなのか分からない。

「なんとなく落ち着かない。」

でも、刺激の問題なのか、緊張しているのか分からない。

こうした状態では、「相手との相性が悪い」のか、「自分の心地よさをまだ把握できていない」のかを切り分けることが難しくなります。

だから、相性について考えるときには、相手を分析するだけではなく、自分自身の身体の感覚を知ることも大切になってきます。

自分の身体を知ると「合わない」の中身が具体的になります

自分の身体を知るというのは、単純に「性感帯を見つける」ということではありません。

もっと細かな感覚です。

「これは心地いい。」

「これは落ち着く。」

「これは少し苦手。」

「触れられているのは分かるけれど、快感なのかは分からない。」

「これは身体に力が入る。」

そんな違いを少しずつ知っていきます。

すると、それまで漠然と、

「私たちは相性が悪い。」

と思っていたものが、

「私はもう少しゆっくりした方が感覚が分かりやすい。」

「中より外側の刺激の方が私は分かりやすい。」

「触れ方より、緊張しているときに進められることが苦手だった。」

というように、具体的になっていくことがあります。

ここまで分かれば、パートナーへの伝え方も変わります。

「あなたとは相性が悪い。」

ではなく、

「私はこういう方が心地いいみたい。」

と伝えられるからです。

相手を傷つけたくなくて本音を言えない女性にとって、この違いは大きいと思います。

伝えること自体が難しい方は、セックスが気持ちよくないと言えない女性へ|男性目線で知ってほしいことも参考にしてみてください。

「相性が悪い」と決める前に、別の場所で自分の感覚を整理する方法もあります

パートナーと一緒に自分の感覚を探していくことができれば、それも一つの方法です。

でも、それが難しい女性もいます。

相手を傷つけたくない。

「これは違う」と何度も言うのが申し訳ない。

相手が一生懸命になっていると、「感じなきゃ」と焦ってしまう。

そもそも何を伝えればいいのか分からない。

そんな状態なら、一度パートナーとのセックスから離れて、自分の身体の感覚だけを整理してみるという方法もあります。

僕が浜松で行っている女性専用のオイルケアでも、最初から「感じられるようになること」を目的にはしていません。

通常のオイルケアを基本に、お話を伺いながら、その方がどこまで身体の感覚と向き合ってみたいのかを一緒に考えています。

普通のオイルケアだけでも大丈夫です。

そのうえで本人が希望する場合には、

「どんな感覚なら分かりやすいのか。」

「どんなときに緊張しやすいのか。」

「心地いい・苦手・よく分からないの違いはどこにあるのか。」

そんなことを少しずつ整理していきます。

僕が「あなたはここを感じる身体です」と決めるわけではありません。

自分自身が、自分の身体について分かることを増やしていく。

そこを大切にしています。

自分を知ったあとで、本当に合わないと分かることもあります

ここも大切なので、あえて書いておきたいと思います。

自分の身体を知れば、必ずパートナーとのセックスがうまくいくわけではありません。

自分の感覚が分かって、パートナーへ伝えて、それでも大きな違和感が残ることもあります。

例えば、自分が嫌だと伝えても尊重されない。

求める頻度が大きく違う。

性的な価値観そのものが合わない。

話し合っても、一方だけが我慢し続けなければ成立しない。

そうした場合まで、

「相性は二人で育てるものだから頑張らなきゃ。」

と思う必要はありません。

自分の身体を知る意味は、無理に相手へ合わせられるようになることではないからです。

「これは私は好き。」

「これは苦手。」

「ここまでは大丈夫。」

「これは大切にしたい。」

それが分かることで、調整できるズレなのか、自分にとって大切にしたい違和感なのかを考えやすくなります。

僕は、その判断も自分の身体を知る意味の一つだと思っています。

セックスの相性についてよくある質問

Q1.セックスの相性が悪いカップルは別れた方がいいですか?

相性が悪いと感じるだけで、すぐに別れるべきとは言えません。

まず「何が合わないのか」を具体的にしてみることが大切です。

触れ方やペースなど調整できる違いもあれば、価値観や境界など簡単には変えにくい違いもあります。

Q2.好きなのにセックスだけ合わないことはありますか?

あります。

愛情と性的な快感は同じものではありません。

好きという気持ちがあっても、刺激の好みやペース、性的欲求などが一致しないことはあります。

Q3.挿入が気持ちよくないのは身体の相性が悪いからですか?

それだけでは判断できません。

女性によって外側の刺激と膣内の刺激の感じ方は異なります。

身体状態や緊張、刺激の種類など複数の要素を分けて考える必要があります。

Q4.相性はあとから良くなることがありますか?

触れ方やペースなど、お互いを知ることで調整できる部分はあります。

ただし、すべての違いが解消できるわけではありません。

「必ず相性は良くなる」と考えるより、何が調整できて何を大切にしたいのかを知る方が現実的です。

Q5.自分が何を気持ちいいと感じるのか分かりません

最初から明確に分かっている必要はありません。

「気持ちいい」だけではなく、「落ち着く」「苦手」「くすぐったい」「よく分からない」など、細かな感覚から整理していく方法があります。

Q6.相手に合わせているうちに、自分の好みが分からなくなりました

その場合は、すぐに相手へ合わせ方を変えようとするより、一度自分の感覚だけに目を向けてみてもいいと思います。

「何を感じるか」と「相手がどう思うか」を分けて考えることで、自分が大切にしたい感覚が見えてくることがあります。

まとめ|「相性が悪い」の前に、何が合っていないのかを知る

セックスの相性は、身体だけで決まるものではありません。

刺激の好み。

ペース。

性的な欲求。

安心できる距離感。

コミュニケーション。

いくつもの違いが重なって、「なんとなく合わない」と感じることがあります。

そして、自分自身が何を心地よいと感じるのか分かっていなければ、本当に相手と合わないのかを判断することも難しくなります。

だから、すぐに、

「私たちは身体の相性が悪い。」

と決めなくてもいいと思います。

まずは、

「私は何を心地いいと感じて、何に違和感を感じているんだろう。」

そこを知ってみる。

その先で、パートナーと調整できることが見つかるかもしれません。

反対に、自分が大切にしたい違和感に気づくかもしれません。

どちらも、自分の身体を知ったからこそ見えてくる答えです。

一人では「相性」の正体を整理しにくい方へ

「相性が悪いのか、それとも私が感じにくいだけなのか分からない。」

「パートナーには言いにくいけれど、一度自分の身体を知ってみたい。」

そんな女性のために、僕は浜松で女性専用のオイルケアを行っています。

これまで500名以上の女性の施術に向き合ってきましたが、最初から「私はこれが好き」「これは苦手」と説明できる方ばかりではありません。

だから、答えを用意して来ていただく必要はありません。

まずは通常のオイルケアからでも大丈夫です。

お話を伺いながら、その方がどこまで身体の感覚と向き合ってみたいのかも一緒に考えていきます。

自分の身体が少し分かってくることで、

「相性が悪いと思っていたけれど、私はこういう方が心地よかったんだ。」

と気づくこともあれば、

「やっぱり、この違和感は大切にしていいんだ。」

と感じることもあります。

どちらかの答えへ誘導するためのケアではありません。

自分の身体を知ったうえで、自分で選べるようになること。

僕はそこを大切にしています。

現在は無償で行っています。

一人では整理しにくいと感じたときは、お問い合わせ・ご相談からお話を聞かせてください。

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