セックスが気持ちよくない…大好きなパートナーなのに感じにくい理由

「セックスが気持ちよくない…大好きなパートナーなのに感じにくい理由」というタイトルと、考え込む女性、その背後にパートナーを影として描いた水彩イラスト セックス気持ちよくない

「大好きなパートナーとのセックスなのに、どうして気持ちよくないんだろう。」

関係は悪くない。

一緒にいると落ち着くし、大切にされていることも分かる。

それなのにセックスになると、思っていたほど気持ちよくない。

そんな状態が続くと、

「本当は相手のことを好きじゃないのかな」

「私の身体がおかしいのかな」

と、自分の気持ちまで分からなくなってしまう女性がいます。

でも、相手を好きであることと、性的な快感を感じることは同じではありません。

愛情や安心感は大切な要素ですが、それだけで身体の反応が決まるわけではないからです。

この記事では、「大好きなのに感じない」という悩みを、愛情、身体の反応、刺激の好み、プレッシャーなどに分けながら整理していきます。

感じにくさ全体の原因を知りたい方は、セックスが気持ちよくない理由|感じにくい女性の原因とはもご覧ください。

「好き」と「気持ちいい」は、同じ反応ではありません

「大好きな人となら、自然に気持ちよくなれるはず。」

そう思っている女性は少なくありません。

ですが、愛情と性的な快感は分けて考えた方が分かりやすいことがあります。

女性の性的な反応については、身体的な反応だけでなく、感情、心理状態、パートナーとの関係、その場の状況などが相互に関係すると考えられています。

性科学では、女性の性的反応を一直線ではなく、親密さ、性的刺激、主観的な興奮、身体的反応、満足感などが影響し合うものとして捉えるモデルもあります。

つまり、

「相手を愛している」

「一緒にいると安心する」

という感情があっても、

「その刺激が自分に合っている」

「身体的に興奮している」

「快感として受け取れている」

とは限りません。

好きなのに感じないことは、愛情が足りない証拠ではありません。

パートナーが優しくても「自分に合う刺激」とは限りません

パートナーが優しく接してくれている。

自分のことを考えてくれている。

それでも、身体にとっては「何かが違う」と感じることがあります。

ここで大切なのは、優しいかどうかと、自分の身体に合っているかどうかは別だということです。

例えば、クリトリスなど外側の刺激と、膣内の刺激では感覚の特徴が異なります。

また、刺激の場所だけでなく、強さや速さ、圧、続く時間などによっても感じ方は変わります。

だから、相手が間違っているということでもありません。

まだ二人の間で、自分がどんな感覚を心地よいと感じるのか共有できていないだけの場合もあります。

「相手がこんなに優しいのに感じない」ではなく、

「私はどんな感覚なら心地いいんだろう」

と考えてみる方が、自分を責めずに整理しやすくなります。

相手が頑張るほど「応えなきゃ」と感じる女性もいます

勇気を出して、「あまり気持ちよくない」と伝えた。

するとパートナーが、触れ方を変えたり、長く時間をかけたりしてくれる。

本来ならありがたいことです。

でも、その優しさを感じるほど、

「今日はちゃんと感じなきゃ」

「こんなにしてくれているのだから反応しないと」

という気持ちが強くなる女性もいます。

するとセックスの途中で、自分の身体より、

「相手はどう思っているかな」

「まだ感じていないと思われていないかな」

と、相手の気持ちを確認する時間が増えていきます。

性科学でも、性的な場面での注意や自己評価、考え事などは性的な体験と関係する要素として研究されています。

相手が優しいからこそ、期待に応えたい。

その気持ち自体は自然です。

ただ、相手への思いやりと、自分が快感を感じることは別々に扱っていいのです。

「ちゃんと感じなきゃ」というプレッシャーについては、セックスが気持ちよくない改善方法|感じやすくなる考え方でも詳しく整理しています。

安心できる関係でも、身体がリラックスしているとは限りません

「彼といると安心できるから、緊張しているはずはない。」

そう思う方もいるかもしれません。

ですが、人として安心できることと、セックス中に身体へ力が入らないことも、少し違います。

例えば、

  • 気持ちよくならなければと思っている
  • 相手を待たせたくない
  • 見た目を気にしている
  • 痛くならないか不安がある
  • 仕事や日常のことが頭から離れない

こんな状態があれば、関係が良くても身体は緊張していることがあります。

また、疲労や睡眠不足、ホルモンの変化、一部の薬、乾燥なども性的な反応へ影響することがあります。

つまり、

「彼は安心できる人」

「今この瞬間、身体が快感を受け取りやすい状態にある」

は、完全に同じではありません。

身体の緊張については、セックスで緊張して力が入る理由|感じにくさとの関係も参考にしてください。

「もっと好きになれば感じる」と考えなくて大丈夫です

気持ちよくない状態が続くと、

「もっと相手を好きになれば変わるのかな」

「相性が悪いのかな」

と考えてしまうことがあります。

でも、これも一つだけでは判断できません。

研究では、関係性の質やコミュニケーションは女性の性的満足と関係する重要な要素の一つとされています。

一方で、性的な満足や身体的快感は、関係性だけで決まるわけではありません。

身体の状態。

自分に合う刺激。

性的な興奮。

注意の向け方。

痛みや乾燥。

その日の体調。

こうした要素も関係します。

だからこそ、

「好きなのに感じない=二人の関係に問題がある」

と急いで結論を出さなくても大丈夫です。

まずは「愛情」と「性的な感覚」を少し分けて考えてみると、悩みが整理しやすくなります。

二人で考えるなら「正解」より違いを共有してみる

パートナーとの関係が良いのであれば、その関係性は大切な土台になります。

ただし、二人で改善するときに「どうすれば感じさせられるか」という正解探しになると、再びプレッシャーが生まれることがあります。

それよりも、

「これは落ち着く」

「これは少し違う」

「今日はあまり気分が乗らない」

「ここは心地よいかもしれない」

という小さな違いを共有する方が、自分の感覚を伝えやすいことがあります。

二人とも「成功させる」ことを目標にするのではなく、

二人で自分の身体のことを知っていくというくらいでも構いません。

その中で、自分自身でも「私はこういうときに心地よく感じやすいんだ」と分かってくることがあります。

大好きなパートナーとのセックスについてよくある質問

Q1.大好きなのにセックスが気持ちよくないのは変ですか?

変ではありません。

愛情や親密さは性的な体験に関係しますが、身体的な快感とは完全に同じものではありません。

Q2.感じないということは、本当は彼を好きではないのでしょうか?

それだけでは判断できません。

性的な反応には、身体の状態、刺激の好み、疲労、緊張、注意、ホルモンなど複数の要因が関係します。

Q3.彼が頑張ってくれるほど苦しくなります

「応えなければ」というプレッシャーが強くなっている可能性があります。

相手の努力へ必ず結果で返す必要はありません。

Q4.相性が悪いのでしょうか?

すぐに相性の問題と決める必要はありません。

自分の好みをまだ共有できていなかったり、身体的・心理的な要因が重なっていたりすることがあります。

Q5.セルフプレジャーをした方がいいですか?

一つの選択肢ではありますが、必須ではありません。

抵抗があるなら無理に行う必要はなく、日常的な身体感覚や、自分が心地よい・嫌だと感じる違いを知るところからでも構いません。

Q6.以前は気持ちよかったのに急に感じにくくなりました

急な変化の場合は、体調、ホルモン、薬、痛み、乾燥など身体的な要因も確認した方がよいことがあります。

強い乾燥、痛み、しびれなどを伴う場合は、婦人科など医療機関へ相談することも選択肢です。

まとめ|「好きなのに感じない」は矛盾ではありません

大好きなパートナーとのセックスなのに気持ちよくない。

そんな状態が続くと、相手への愛情や自分の身体まで疑いたくなることがあります。

でも、

人を好きになることと、性的な快感を感じることは同じ反応ではありません。

愛情や安心感は大切です。

その一方で、性的な快感には、身体の状態、自分に合う刺激、注意、緊張、その日の体調なども関係します。

だから、

「こんなに好きなのに感じない私はおかしい」

ではなく、

「愛情とは別に、私の身体にはどんなことが関係しているんだろう」

と分けて考えてみてください。

二人の関係が良いのであれば、その安心できる関係を土台にしながら、自分の身体の感じ方を少しずつ知っていくことはできます。

感じにくさ全体を整理したい方は、女性の感覚ケアもご覧ください。

一人では整理しにくいと感じた方へ

「彼との関係には問題がないのに、どうして感じないのか分からない。」

そんなご相談を伺うことがあります。

僕は浜松で、女性の身体や感覚についてお話を伺いながら、オイルケアを基本とした時間をつくっています。

パートナーとの関係を否定したり、何かができるようになることを急いだりするものではありません。

普通のオイルケアだけでも大丈夫です。

「自分の場合は何が関係しているんだろう」と一人では整理しにくいときは、お問い合わせ・ご相談からお話を聞かせてください。

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