いつから、こんなふうになったんだろう。
以前はもっと自然に触れ合っていた。
キスもしたし、セックスもしていた。
それなのに、気づけば何か月も何もない。
夫から求められなくなった女性もいます。
彼氏がセックスに誘ってこなくなり、「まだ恋人なのにどうして?」と悩んでいる女性もいるでしょう。
反対に、自分が夫とのセックスをしたくなくなり、誘われることを負担に感じている女性もいます。
夫婦仲は悪くない。
会話もするし、一緒に出かけることもある。
それでも、セックスだけがなくなっている夫婦もいます。
セックスレスといっても、二人の状態や本人が抱えている悩みは一つではありません。
「どうして求めてくれないの?」
と寂しさを感じる女性もいれば、
「求められることが苦しい」
と感じている女性もいます。
性欲があるのに満たされない女性もいれば、セックスをしたいのか、触れられたいだけなのか、自分でも分からなくなっている女性もいます。
そのため、セックスレスの悩みを整理するには、回数を増やす方法だけでは足りません。
相手が求めなくなったのか、自分がしたくなくなったのか。何が一番つらく、本当はどのような関係を望んでいるのか。
今の自分に近いところから、一つずつ考えていきましょう。
セックスレスとは、回数だけで決まるものではありません
「何か月セックスがなければ、セックスレスなの?」
と気になる女性もいると思います。
しかし、期間や回数だけで、二人の関係を判断することはできません。
セックスの頻度が少なくても、二人とも今の関係に満足しているのであれば、大きな問題にならないこともあります。
反対に、最後のセックスからそれほど時間がたっていなくても、一方が求め、もう一方が拒み続けているなら、すでにつらさを抱えているかもしれません。
大切なのは、何か月していないかだけではなく、
- 以前と比べて性的な触れ合いがどう変わったか
- どちらかが寂しさや苦しさを感じているか
- セックスについて二人で話せる状態か
- 今の関係に二人が納得しているか
という点です。
セックスレスという言葉に当てはまるかを確認することより、今の状態を自分がどう感じているのかを見ることが、悩みを整理する最初の一歩になります。
セックスレスになる原因は一つではありません
セックスレスになると、
「愛情がなくなったから?」
「私に魅力がなくなったから?」
「浮気しているの?」
と、一つの理由を見つけたくなることがあります。
しかし、実際には生活環境、身体の状態、性欲、夫婦関係、これまでのセックスなど、複数の要因が重なっている場合があります。
例えば、次のような変化です。
- 仕事や家事で疲れている
- 睡眠不足が続いている
- 子どもが近くにいて二人になる時間がない
- 夫婦の生活時間が合わない
- 性欲の強さが以前と変わった
- セックスに失敗や拒絶への不安がある
- 家事や育児に対する不満が残っている
- セックスを気持ちいいと思えない
- 妻や夫という家族の関係が強くなった
- 誘って断られた経験から、お互いに誘わなくなった
どれか一つだけが原因とは限りません。
疲れているうちに回数が減り、しばらくしないうちに誘いにくくなり、さらにセックスの話そのものを避けるようになることもあります。
また、相手が求めてこない場合と、自分がしたくない場合では、考えたいことも違います。
まずは、今の悩みがどこに近いのかを見てみてください。
夫・彼氏が求めてこない理由を知りたい方へ
自分はセックスをしたくないわけではない。
できれば相手の方から誘ってほしいし、以前のようにキスしたり、身体に触れたりしてほしい。
でも、向こうからは何もしてこない。
その状態が続くと、
「もう私に飽きたのかな」
「女性として見ていないのかな」
「ほかに誰かいるのかな」
と不安になることがあります。
ただし、夫が求めてこない場合と、彼氏が求めてこない場合では、二人の生活や関係性が違います。
旦那が求めてこなくなった
夫婦になると、恋人だった頃にはなかった日常が始まります。
仕事、家事、育児、お金、睡眠時間。
毎日一緒に暮らすことで、相手が恋人であると同時に、生活を共にする家族になっていきます。
愛情はあっても、性欲が以前と同じようには動かなくなる男性もいます。
仕事の疲れや性欲の変化、セックスへのプレッシャー、夫婦の間にある言葉にできない距離が関係している場合もあります。
そのため、旦那が求めてこないことを、すぐに「妻に魅力がないから」と決めることはできません。
夫が妻を誘わなくなる背景を詳しく知りたい方は、旦那が求めてこないのはなぜ?妻を誘わなくなった夫の心理と理由をご覧ください。
彼氏が求めてこなくなった
結婚していないカップルの場合は、少し状況が違います。
育児や家庭生活が原因とは限らないのに、付き合い始めた頃よりセックスが減った。
お泊まりしても何もない。
自分から誘わなければ始まらない。
そのため、
「まだ恋人なのに、もう冷めたの?」
「私に飽きたのかな」
という不安が強くなることがあります。
交際期間による関係の変化、性欲の差、セックスへの不安、二人の関係をどう考えているかなど、恋人同士だからこそ考えたい背景があります。
彼氏が誘わなくなった理由を知りたい方は、彼氏が求めてこないのはなぜ?セックスに誘わなくなった男性心理へ進んでください。
自分が夫とセックスしたくない理由を知りたい方へ
セックスレスで悩んでいるのは、求められない女性だけではありません。
夫から誘われても、正直したくない。
嫌いではないし、夫婦としてこれからも一緒にいたい。
それなのに、セックスとなると面倒に感じたり、触れられることを避けたくなったりする。
そのような自分に、
「妻なのにおかしいのかな」
「応じない私が悪いのかな」
と罪悪感を持つ女性もいます。
しかし、「したくない」の中にも、いくつかの違う気持ちがあります。
夫は嫌いではないのに、セックスしたくない
仕事や家事で疲れている。
子どもが近くにいる。
寝る直前にシャワーを浴び直すのが面倒。
声や物音が気になる。
家事や育児を手伝ってくれない夫への不満が残っている。
そもそも夫とのセックスを、あまり気持ちいいと思えない。
このような経験が重なると、夫を嫌いではなくても、セックスへの気持ちが起こりにくくなることがあります。
夫婦の日常の中で「したくない」が生まれる理由は、夫とセックスしたくないのはなぜ?嫌いじゃないのに拒む理由で詳しく扱っています。
性欲はあるけれど、夫とはしたくない
一人なら性的な気持ちになる。
自慰をすることもある。
男性に触れられたいと思うこともある。
だから、性欲そのものがなくなったわけではない。
それでも夫に誘われると、したくない。
この状態になると、
「夫を愛していないのかな」
「ほかの男性としたいということ?」
と、自分でも気持ちが分からなくなることがあります。
しかし、性欲があることと、その欲求を特定の相手に向けられることは同じではありません。
夫以外ならと思う自分に戸惑っている方は、性欲はあるけど夫とはしたくないのはなぜ?夫以外ならと思う女性へをご覧ください。
産後にセックスレスになった方へ
出産を境に、夫婦のセックスが減った女性もいます。
産後のセックスレスは、出産直後の身体だけで説明できるものではありません。
出産後は、赤ちゃんを中心に生活時間が変わります。
夜は授乳や夜泣きで眠れない。
子どもが寝たあとに家事が残っている。
夫婦二人だけになれる時間も限られます。
女性側では、家事や育児の負担が偏り、
「私は休む時間もないのに、夫はセックスだけ求めてくる」
と感じることで、夫に触れられたい気持ちが失われることもあります。
一方、男性側では、出産への立ち会いや、妻が母親になったことによって、性的な見方が変化することもあります。
ただし、出産時の姿を見たことだけを、産後のセックスレスの原因と決めつけることはできません。
出産後の身体、育児中心の生活、夫婦の役割、男性側の見方など、複数の変化を一緒に考える必要があります。
出産後から関係が変わった方は、産後にセックスレスになるのはなぜ?女性の身体と夫婦関係の変化で詳しく整理しています。
夫婦仲は良いのにセックスレスになった方へ
会話もある。
一緒に出かけることもある。
家族として大切にされていることも分かる。
それでも、セックスだけがない。
このような夫婦もいます。
夫婦仲が良いのだから問題はないと思おうとしても、一方に求められたい気持ちが残っていれば、寂しさまでなくなるわけではありません。
愛情と性欲は関連していますが、同じものではありません。
相手を大切に思っていても、性的な欲求が以前と同じように起こるとは限らないからです。
反対に、性的な欲求があることだけで、深い愛情があるとも限りません。
そのため、仲の良さだけを基準に、
「私たちは大丈夫」
「セックスがないから夫婦として終わっている」
のどちらかに決める必要はありません。
愛情はあるのに性的な関係だけが止まっている理由を知りたい方は、夫婦仲は良いのにセックスレスになるのはなぜ?愛情と性欲の違いをご覧ください。
セックスを断られることがつらい方へ
セックスレスがつらい理由は、セックスができないからだけではありません。
勇気を出して誘ったのに断られた。
身体を寄せてみたけれど、気づかないふりをされた。
旅行ならできると思っていたのに、何もないまま寝られた。
一度なら、
「今日は疲れていたんだな」
と思えるかもしれません。
しかし、何度も続くと、
「また断られるかもしれない」
「私から誘わなければよかった」
「もう自分からは何もしない」
と思うようになることがあります。
相手には断る理由があったとしても、誘った側が傷つかなかったことにはなりません。
断られるたびに傷つき、自分から誘うことまで怖くなっている方は、セックスを断られるのがつらい女性へ|拒否されるたび傷つく心理で、その痛みを整理してみてください。
女性としての自信を失っている方へ
求められない状態が長く続くと、夫婦のセックスだけではなく、自分自身への見方まで変わってしまうことがあります。
太ったから?
老けたから?
出産して身体が変わったから?
鏡を見るたびに身体が気になる。
若い女性と自分を比べる。
夫がほかの女性を見ているだけで傷つく。
そして、夫以外の男性から「綺麗ですね」と言われただけで、思っていた以上に嬉しくなることもあります。
それは必ずしも、その男性と関係を持ちたいからではありません。
「私もまだ、女性として見てもらえるんだ」
と感じたかったのかもしれません。
相手から求められないことと、自分自身に女性としての魅力がないことは同じではありません。
それでも、自分の体型や年齢まで否定するようになっている方は、セックスレスで女性として自信を失った方へ|求められない苦しさへ進んでみてください。
セックスレスについて夫と話し合いたい方へ
セックスレスについて夫と話したいけれど、何と言えばいいか分からない女性もいます。
「どうしてしてくれないの?」
「夫婦ならするのが普通でしょ」
と伝えると、夫は責められていると感じるかもしれません。
反対に、夫を気遣うあまり、自分の寂しさを何も言えなくなることもあります。
話し合いの目的は、すぐにセックスを再開させることだけではありません。
自分が何につらさを感じているのかを伝え、夫が今の関係をどう考えているのかを知ることも大切です。
例えば、
「すぐにセックスしてほしいというより、何も話せないままなのが寂しい」
「私は今の状態を少しつらいと感じている。あなたはどう思っている?」
と、自分の気持ちから伝える方法があります。
話すタイミングや具体的な言葉を知りたい方は、セックスレスを夫と話し合うには?責めずに気持ちを伝える方法を参考にしてください。
セックスレスを解消することだけが答えとは限りません
セックスレスについて調べていると、
「どうしたら以前のようにセックスできるか」
という方法を探し続けることがあります。
しかし、女性によって本当に望んでいるものは違います。
夫からもう一度求められたい。
セックスそのものがしたい。
夫とはしたくないけれど、自分には性欲がある。
キスやハグだけでも取り戻したい。
男性に触れられたい。
妻や母親ではなく、一人の女性として扱われたい。
もっと自分の身体や感覚を知りたい。
この違いを考えないまま、セックスの回数だけを増やしても、満たされない気持ちが残ることがあります。
だから、
「どうすればセックスレスを解消できるか」だけではなく、「私は何を満たしたいのか」まで考えることが大切です。
夫との関係をどうするか。
自分の性欲や身体をどうしたいか。
今の生活で何を守りたいか。
すぐには答えが出なくても構いません。
今後の選択肢まで考えたい方は、セックスレスで満たされない女性へ|我慢する前に考えたい選択肢をご覧ください。
今の悩みに近い記事から読んでください
セックスレスの悩みは、一人ひとり違います。
最初からすべての記事を読む必要はありません。
今、一番知りたいことに近いページから読んでみてください。
夫・彼氏が求めてこない理由を知りたい方
自分がセックスしたくない理由を知りたい方
産後・夫婦関係の変化について知りたい方
求められないつらさや自信について知りたい方
夫と話し合いたい方
これからの選択肢を考えたい方
まとめ|セックスレスの悩みを一つの答えに当てはめなくていい
セックスレスになる背景には、疲れ、生活時間、性欲の変化、子育て、夫婦関係、これまでのセックスなど、さまざまな要因があります。
相手が求めてこない女性もいます。
自分がしたくない女性もいます。
産後から関係が変わった女性もいれば、夫婦仲は良いのにセックスだけがない女性もいます。
そして、つらさの中身も一人ひとり違います。
セックスができないことがつらい。
断られることがつらい。
女性として求められないことがつらい。
自分の性欲を我慢していることがつらい。
夫とはしたくない自分に戸惑っている。
だから、誰かの答えをそのまま自分に当てはめる必要はありません。
まずは、
「私の場合は、どちらが求めなくなったのか」
「何が一番つらいのか」
「本当はどのような関係を望んでいるのか」
を分けてみてください。
それだけでも、「セックスレスをどうにかしなければ」という大きな悩みから、今の自分が考えたいことが見えやすくなります。
一人では気持ちを整理することが難しいと感じたときは、お問い合わせ・ご相談からお話を聞かせてください。
セックスレスについてよくある質問
何か月セックスがなければ、セックスレスですか?
期間だけで二人の関係を決める必要はありません。
セックスの頻度が少なくても二人とも納得している場合もあれば、期間が短くても、一方が強い寂しさや不満を感じている場合もあります。
回数や期間だけではなく、今の性的な関係を二人がどう感じているかを見ることが大切です。
夫婦仲が良くても、セックスレスになることはありますか?
あります。
愛情があることと、性的な欲求が起こることは同じではありません。
会話や愛情表現があり、家族として仲が良くても、性的な関係だけが少なくなる夫婦もいます。
詳しくは、夫婦仲は良いのにセックスレスになるのはなぜ?愛情と性欲の違いをご覧ください。
セックスレスは、どちらか一方が悪いのでしょうか?
一方だけが悪いと決めることはできません。
生活環境、疲れ、性欲の差、育児、夫婦関係、これまでのセックスなどが複雑に重なっている場合があります。
誰が悪いかを決めるより、二人の間で何が変わったのかを考える方が、現在の状態を整理しやすくなります。
夫から求められないのは、私に魅力がないからですか?
求められないという事実だけで、妻に魅力がないとは判断できません。
疲労、性欲の変化、セックスへの不安、夫婦関係など、妻の見た目とは別の理由も考えられます。
詳しくは、旦那が求めてこないのはなぜ?妻を誘わなくなった夫の心理と理由で整理しています。
セックスレスを解消したいと思わない私はおかしいですか?
おかしいとは限りません。
夫婦としては今の関係を続けたいけれど、性的な関係は戻したくない女性もいます。
また、夫とのセックスは望んでいなくても、自分自身の性欲や身体とは向き合いたい女性もいます。
セックスレスを解消することだけを、必ず目標にする必要はありません。
セックスレスについて話すと、夫を責めることになりませんか?
伝え方によっては、夫が責められていると感じることがあります。
相手の理由を問い詰めるより、自分がどのように感じているかを伝える方が、話し合いを始めやすくなる場合があります。
具体的な言葉やタイミングは、セックスレスを夫と話し合うには?責めずに気持ちを伝える方法をご覧ください。
何を望んでいるのか、自分でも分かりません
すぐに答えを一つに決める必要はありません。
セックスがしたいのか。
触れられたいのか。
夫から求められたいのか。
自分の身体をもっと知りたいのか。
まずは、満たされていないと感じるものを分けてみてください。
このページは答えを決める場所ではなく、今の自分がどの悩みを抱えているのかを見つけるための入口です。