「セックスのとき、自分の体を見られるのが恥ずかしい。」
「お腹や胸が気になって、触れられていても集中できない。」
「相手にどう思われているのか、ずっと考えてしまう。」
そんな経験はありませんか?
好きな人との時間なのに、頭の中では、
「お腹、出ていないかな。」
「胸を見てがっかりされないかな。」
「変な体型だと思われていないかな。」
そんなことばかり考えてしまう。
すると、本当は触れられている身体の感覚を受け取りたいのに、意識は「どう感じているか」ではなく「どう見られているか」へ向いていきます。
体に自信がないことと、セックスで感じにくいことは、まったく別の問題とは限りません。
この記事では、見た目への不安がなぜセックス中の感覚に影響することがあるのか、そして無理に自信をつけるのではなく、「見られる身体」から「感じる身体」へ意識を戻していく考え方についてお伝えします。
感じにくさ全体について知りたい方は、セックスが気持ちよくない理由|感じにくい女性の原因とはもあわせてご覧ください。
体に自信がないと「感じる」より「どう見えるか」に意識が向きます
セックスのときに体への自信がないと、こんなことが気になる女性がいます。
- お腹が出ていないか
- 胸を見てがっかりされないか
- 毛を見られていないか
- 黒ずみを気にされていないか
- 体型をどう思われているか
こうしたことが気になること自体は、不自然ではありません。
ただ、セックスの最中もずっと、
「今、私どう見えているんだろう。」
と考えていると、自分を外側から眺めるような状態になることがあります。
性科学では、性的な場面で自分自身を観察したり評価したりすることを、spectatoring(スペクテイタリング)という考え方で説明することがあります。
イメージとしては、セックスをしている自分の中にいるのではなく、少し離れたところから自分を採点しているような状態です。
「お腹は大丈夫?」
「変に見えていない?」
「相手は満足している?」
頭の中でそんなチェックが続いている。
すると注意が、触れられた場所の温度や圧、心地よさなどではなく、自分自身の評価へ向きやすくなります。
もちろん、「体に自信がないから感じない」と単純に決まるわけではありません。
ただ、身体への否定的な意識や性的な場面での自己意識と、女性の性的な経験・反応との関連は研究でも扱われています。
「身体が感じない」のではなく、身体の感覚を受け取るところへ十分に意識を向けられていない。
そんな可能性も考えてみてほしいと思います。
本当に怖いのは「身体」より、相手からどう評価されるかかもしれません
「自分の体が嫌いなんです。」
そうお話しされる女性から、もう少し詳しく伺っていくと、見た目そのものとは少し違う不安が出てくることがあります。
例えば、
- 女性として魅力がないと思われたくない
- 他の女性と比べられたくない
- 幻滅されたくない
- パートナーを満足させられないと思われたくない
- 裸になった自分を評価されることが怖い
つまり、
「この身体が嫌」というより、「この身体を見た相手がどう思うのかが怖い」という場合があります。
そしてこれは、大切な相手だからこそ強くなることもあります。
「好きな人なら安心できるはず。」
そう思うかもしれません。
でも、好きだからこそ嫌われたくない。
大切だからこそ、魅力的な女性だと思ってほしい。
その気持ちが強ければ、セックスが「身体で感じる時間」ではなく、「相手からどう評価されているかを確認する時間」になってしまうことがあります。
好きな人の前で身体を見せることが恥ずかしいからといって、愛情が足りないわけではありません。
むしろ、その人からどう思われるかが大切だからこそ、不安が大きくなることもあります。
パートナーが気にしているかより、自分が「見られている」と感じていることが大切です
ここで、
「男性は女性が思っているほど体型なんて気にしていません。」
と言ってしまえば、少し安心できるかもしれません。
でも、僕はそれだけでは十分ではないと思っています。
実際、すべての男性が同じではありません。
好みもありますし、何を気にするかも人それぞれです。
それ以上に大切なのは、相手が実際にどう評価しているかと、自分が「評価されている」と感じることは別だということです。
パートナーが何も気にしていなくても、
「お腹を見られた。」
「胸を見られている。」
と思った瞬間に、自分の中で採点が始まってしまうことがあります。
「太いと思われたかな。」
「前の彼女と比べられているかも。」
その状態では、相手から「気にしてないよ」と言ってもらうだけでは、不安が完全になくならないこともあります。
だから、相手からどう見られているかを確かめ続けるだけではなく、自分自身が身体をどう捉えているのかにも目を向ける必要があります。
「痩せたら自信が持てる」とは限りません
「もう少し痩せたら。」
「胸がもう少し大きかったら。」
「もっときれいな身体になったら。」
そうなれば、自信を持ってセックスを楽しめる。
そう思ってしまう女性もいます。
もちろん、自分が好きだと思える身体を目指すことを否定する必要はありません。
でも、見た目を変えることと、性的な場面で自分を評価しなくなることは、必ずしも同じではありません。
一つ気になっていた部分が変わっても、今度は別のところが気になってしまうこともあります。
だから僕は、
「自信のある身体になってから感じる」のではなく、「今の身体で感じることを少しずつ知る」
という方向も大切だと思っています。
身体を好きになることを目標にしなくてもいい。
自信満々にならなくてもいい。
まずは、「この身体は何を感じているんだろう」と、自分を評価する視点から感覚へ少しずつ戻していく。
そこからでも始められます。
「見られる身体」から「感じる身体」へ
僕が施術の中で大切にしているのも、この部分です。
身体に自信がない女性に、
「もっと自分の身体を好きになりましょう。」
とは言いません。
それが新しいプレッシャーになることがあるからです。
それよりも、
「ここに触れられると、どんな感じがするんだろう。」
「これは落ち着く。」
「これは少しくすぐったい。」
「ここは触れられているのは分かるけれど、心地いいかはまだ分からない。」
「このときは身体に力が入る。」
そんな感覚を少しずつ知っていくことを大切にしています。
これは、身体を「見た目」で評価することとは少し違います。
見る身体ではなく、感じる身体として自分を知っていく。
僕はそこに意味があると思っています。
身体感覚への気づきについては、心理学では内受容感覚などの研究もあり、自分の身体に起きている変化をどう捉えるかは、女性の性的な反応を考えるうえでも研究されているテーマです。
ただし、身体へ意識を向ければ必ず感じやすくなるという意味ではありません。
疲れ、睡眠、緊張、ストレス、ホルモン、薬、刺激の種類など、感じ方にはさまざまな要素が関係します。
その中の一つとして、「どう見られているか」ばかりだった注意を、「私は今どう感じているか」へ戻していくという考え方です。
セックス中に考えすぎて感覚へ集中できない方は、セックスで集中できない理由|気持ちよくない女性へも参考にしてみてください。
パートナーの前では難しいからこそ、別の環境で身体を知る方法もあります
「自分の身体を知ってみよう。」
そう思っても、パートナーとのセックスの中では難しい女性もいます。
なぜなら、目の前に「どう思われるか」が気になる相手がいるからです。
「ちゃんと感じなきゃ。」
「がっかりさせたくない。」
「お腹を見られたくない。」
「反応しなかったらどうしよう。」
そんなことを考えながら、自分の身体の感覚だけに目を向けるのは簡単ではありません。
だから僕は、パートナーとのセックスから一度切り離して、自分の身体を知る時間をつくるという選択肢があってもいいと思っています。
僕は浜松で、女性専用のオイルケアを行っています。
最初から性感マッサージを目的とした施術ではありません。
通常のオイルケアを基本に、まず今どんなことで悩んでいるのかを伺います。
普通のオイルケアだけでも大丈夫です。
そのうえで、ご本人が身体の感覚についてもう少し向き合ってみたいと思った場合には、どのようなケアをプラスしていくのかを一緒に考えていきます。
「感じなければいけない」という時間ではありません。
僕から身体を評価するための時間でもありません。
むしろ、
「自分では嫌だと思っていた身体が、実際にはどんな感覚を持っているんだろう。」
と、見た目とは違う方向から自分の身体を知っていく時間にできたらと思っています。
身体への自信より「自分の感覚が分かること」を増やしていく
僕が目指しているのは、施術を受けた女性が、
「今日から自分の身体が大好きになりました。」
となることではありません。
そこまで急に気持ちが変わらなくてもいいと思っています。
でも、
「この触れ方は落ち着くんだ。」
「ここは思っていたより感覚が分かる。」
「身体に力が入っているときと、抜けているときで少し違う。」
「これは好きじゃないと伝えていいんだ。」
そんな、自分について分かることが一つずつ増えていく。
その経験には意味があると思っています。
自分の身体を「人からどう見られるか」だけで考えていたところから、
「私はこの身体で何を感じるんだろう」
と考えられるようになる。
そうすると、パートナーとの時間でも、見た目だけではなく、自分の感覚へ意識を戻しやすくなるかもしれません。
そして自分の感覚が分かれば、
「私はこういう方が落ち着く。」
「これは少し苦手。」
と、パートナーにも伝えやすくなります。
身体への自信を無理につくるのではなく、自分の身体について分かることを増やしていく。
僕は、そこから始めてもいいと思っています。
体に自信がない女性のよくある質問
Q1.体に自信がないとセックスで感じにくくなりますか?
必ずそうなるわけではありません。
ただ、見た目への不安や「どう見られているか」という自己意識が強いと、触れられている身体の感覚へ注意を向けにくくなる可能性があります。
Q2.好きな人の前でも裸になるのが恥ずかしいのはおかしいですか?
それだけでおかしいとは言えません。
大切な相手だからこそ、嫌われたくない、魅力的だと思われたいという気持ちが強くなり、身体を見られることへの不安につながる場合もあります。
Q3.痩せればセックスに自信が持てますか?
見た目を変えることで気持ちが前向きになる女性もいると思います。
ただ、体型の変化だけで「評価されることへの不安」まで必ずなくなるとは限りません。
Q4.自分の身体を好きになれません
無理に好きになる必要はないと僕は思っています。
まずは「好き・嫌い」で評価する前に、自分の身体が何を感じるのかを知っていく方法もあります。
Q5.セックス中に自分の見た目ばかり考えてしまいます
「考えないようにしよう」と頑張るほど、かえって気になることもあります。
見た目を消そうとするのではなく、触れられている場所の温度や圧、心地よい・苦手・よく分からないといった感覚へ少しずつ注意を戻していく方法があります。
Q6.身体を見られること自体がとても怖い場合はどうしたらいいですか?
無理に身体を見せる必要はありません。
強い不安や過去のつらい経験などが関係している場合には、心理職など適切な専門家へ相談することも選択肢です。
自分が安心できる範囲を大切にしてください。
まとめ|「自信のある身体」より「自分で感じられる身体」へ
セックスで体に自信がないと、
「どう見られているんだろう。」
「変だと思われていないかな。」
と、自分を外側から見るような意識が強くなることがあります。
すると、触れられている身体の感覚よりも、見た目の評価へ注意が向いてしまうことがあります。
だからといって、無理に身体を好きになる必要はありません。
痩せてから。
もっときれいになってから。
自信がついてから。
そうやって今の身体を待たせなくてもいいと思います。
まずは、
「私は今、何を感じているんだろう。」
と、自分の身体へ少しずつ意識を戻していく。
「人から見られる身体」ではなく、「自分が感じる身体」として知っていく。
それが、体への自信とは違う方向から、セックスの感じにくさと向き合う方法の一つです。
一人では「感じる身体」へ意識を向けにくい方へ
「身体を見られると、どうしても評価されている気がする。」
「パートナーの前では、見た目が気になって身体の感覚まで分からなくなる。」
「自分が何を心地いいと感じるのか、一度知ってみたい。」
そんな女性のために、僕は浜松で女性専用のオイルケアを行っています。
これまで500名以上の女性の施術に向き合ってきましたが、身体への自信がある方だけが来られる場所ではありません。
見た目を評価することもありません。
普通のオイルケアだけでも大丈夫です。
まずは安心して身体を預けられる時間の中で、自分の身体が何を感じているのかを知っていく。
そのうえで、もう少し感覚について向き合ってみたいと思ったときには、その方に合ったケアを一緒に考えていきます。
現在は無償で行っています。
「自信をつけなきゃ」ではなく、まず自分の身体を少し知ってみたい。
そう感じたときは、お問い合わせ・ご相談からお話を聞かせてください。
コメント