外イキにも浅い・深いがある?感じ方の違いを女性の身体から解説

身体の中心から柔らかな光と波紋が広がり、外イキの浅い感覚と深い感覚を表現した女性のイラスト 外イキ

「外イキはできるけれど、思っていたほど気持ちよくない。」

「もっと身体全体に広がるような、強いオーガズムもあるのかな。」

外イキを経験したことがある女性でも、こんな疑問を持つことがあります。

外イキできたことは分かる。でも、一瞬で終わることもあれば、いつもより強く感じることもある。ほかの女性の体験を見て、「私の外イキって浅いのかな」と気になることもあるかもしれません。

実は、医学的にオーガズムを「浅い外イキ」「深い外イキ」という二種類に分けるわけではありません。

一方で、オーガズムの強さや広がり、続き方、余韻、満足感などの感じ方には違いがあります。

この記事では、女性が「浅い」「深い」と表現する外イキの違いを、オーガズムと身体の反応から一緒に見ていきます。

外イキについて感覚や原因、身体との向き合い方まで全体から知りたい方は、外イキできない女性へ|原因・感覚がわからない理由を解説から、ご自身に近い疑問を選んで読み進めていただけます。

外イキに「浅い」「深い」という違いはある?

最初に知っておきたいのは、「浅い外イキ」「深い外イキ」は医学的なオーガズムの分類ではないということです。

「この反応なら浅い」「ここまで感じれば深い」という医学的な基準があるわけではありません。

ただ、実際に女性がオーガズムについて話すときには、「今日は浅かった」「いつもより深かった」「身体全体に広がる感じがした」と表現することがあります。

これは間違った表現ではなく、その女性が自分の身体で経験した感覚を言葉にしたものです。

そのため、この記事では「浅い・深い」をオーガズムの種類としてではなく、女性自身が感じた快感の質や強さの違いを表す言葉として考えていきます。

同じ外イキでも感じ方は一つではありません

外イキというと、「オーガズムに達したか、達していないか」の二つで考えてしまいやすいかもしれません。

でも実際の体験は、それほど単純ではありません。

一瞬だけ強い快感を感じることもあります。

クリトリス周辺を中心にはっきり感じることもあります。

骨盤周辺や身体のより広い範囲まで感覚が広がったように感じることもあります。

ピークが過ぎたあとも、しばらく心地よい余韻が残ることもあります。

反対に、オーガズムだったことは分かるけれど、「思っていたほどではなかった」と感じることもあります。

どれも、そのとき身体が経験したオーガズムです。

外イキという同じ言葉で呼んでいても、その中にある感覚まで毎回同じとは限りません。

「深い外イキ」と感じる違いは何だろう?

女性が「いつもより深かった」と感じるとき、一つの身体反応だけでその違いを説明することはできません。

いくつかの感覚が重なって、「いつもと違う」と感じていることがあります。

快感そのものが強く感じられる

同じ外イキでも、主観的な快感の強さが毎回同じとは限りません。

「イッたことは分かるけれど軽い感じだった」という日もあれば、「いつもより強かった」と感じることもあります。

オーガズムは、経験できたかどうかだけでなく、本人がどれくらい強い快感として経験したかにも幅があります。

快感が広い範囲に感じられる

クリトリス周辺を中心に局所的な快感として感じる女性もいれば、骨盤周辺や身体のより広い範囲へ感覚が広がったように感じる女性もいます。

「身体全体に広がった」「波が広がる感じだった」という表現をする女性もいます。

ただし、身体全体に広がらなければ浅いという意味ではありません。

どこまでを快感として感じるかにも個人差があります。

ピークの続き方が違う

オーガズムを「一瞬のピーク」として経験することもあれば、快感の波が少し続いたように感じることもあります。

その違いを「短かった」「長かった」と表現する女性もいます。

長ければ優れているというものではありませんが、持続の感じ方が「今日は深かった」という印象につながることはあります。

オーガズムのあとに余韻を感じる

ピークが終わったあとにも、身体に心地よさや満たされた感じが残ることがあります。

反対に、オーガズムはあったけれど、その後すぐに感覚が落ち着くこともあります。

こうした余韻の違いも、「いつもより深かった」「今日は満足感があった」と感じる要素の一つになるでしょう。

身体の反応が大きいほど「深い外イキ」ではありません

オーガズムでは、骨盤底の筋肉などにリズミカルな収縮が起こったり、呼吸や心拍が変化したりすることがあります。

身体が震えたり、力が入ったり、声が出たりする女性もいます。

ただし、外から見える身体反応の大きさと、本人が感じている快感の強さをそのまま同じものとして考えることはできません。

大きく震えたから深い。

声が出なかったから浅い。

そう判断する必要はありません。

オーガズムは誰かに見せるものではなく、その女性自身が身体の中で経験するものです。

「外イキできた」と「すごく気持ちよかった」は同じではありません

ここは、外イキを経験したことがある女性に特に知っておいてほしいところです。

オーガズムに達したことと、その体験に十分な心地よさや満足感があったことは、必ずしも同じではありません。

外イキできるけれど、物足りない。

イッたことは分かるけれど、思っていたような快感ではない。

すぐ終わってしまって、もう少し感じていたい。

そんなふうに思う女性がいても不思議ではありません。

だから、「外イキできるんだから、それで十分と思わなければ」と自分の気持ちを抑える必要もありません。

「もっと気持ちよくなりたい」という気持ちは、今の身体を否定することとは違います。

自分にはほかにどんな心地よさがあるのか知ってみたい。

そんな身体への興味として捉えることもできます。

同じ女性でも外イキの感じ方が違うことがあります

「前はすごく気持ちよかったのに、今回は軽かった。」

そんな違いを経験することもあります。

オーガズムは、毎回まったく同じ条件で起こる身体反応ではありません。

性的な興奮の状態、刺激の受け取り方、身体の状態、痛みや違和感、そのとき意識がどこへ向いているかなど、複数の要素が関係することがあります。

そのため、同じ女性でもオーガズムの感じ方が変わることがあります。

「前より浅かった気がする」という一回の経験だけで、感度が落ちた、身体がおかしくなったと決める必要はありません。

反対に、以前より強く感じる日があることもあります。

自分のオーガズムにも幅があると知っておくだけでも、一回ごとの感覚を必要以上に採点しなくて済むかもしれません。

僕が女性と向き合う中でも「いつもと違う」という言葉があります

僕が女性の身体と向き合う中でも、普段から外イキを経験している女性が「いつもと違った」と話してくださることがあります。

「いつもより身体の広いところで感じた気がする。」

「終わったあとも心地よさが残っていた。」

「外イキは知っていたけれど、こんな感じ方もあるんですね。」

もちろん、すべての女性が同じように感じるわけではありません。

僕も、その体験を「これが深い外イキです」と決めることはしません。

大切なのは、誰かが決めた深さではなく、女性自身が「今までとは少し違う」と自分の身体の変化に気づいたことだと思っています。

外イキを経験したことがあるからといって、その女性の感じ方がそこで完成したと考える必要はないのかもしれません。

外イキは「もっと強く刺激すれば深くなる」わけではありません

もっと気持ちよくなりたいと思ったとき、「もっと強い刺激が必要なのかな」と考える女性もいるかもしれません。

ですが、刺激の強さと快感の強さは同じではありません。

クリトリスは感覚に関わる神経が豊富な場所なので、強すぎる刺激が痛みや不快感につながることもあります。

強い刺激が心地よい女性もいれば、やさしい刺激の方が心地よい女性もいます。

そのときによって感じ方が違うこともあります。

そのため、「深い外イキ=強い刺激に耐えられること」ではありません。

刺激をどれだけ強くするかより、自分の身体がその刺激をどう感じているのかを見ることの方が大切です。

外イキより中イキの方が「深い」とは限りません

外イキできる女性の中には、「次は中イキしてみたい」と思う方もいます。

それ自体は自然な興味だと思います。

ただ、「外イキは浅い快感で、中イキは深い快感」という順番が決まっているわけではありません。

一般には、クリトリスなど外側への刺激をきっかけにしたオーガズムを外イキ、腟内への刺激をきっかけにしたものを中イキと呼ぶことがあります。

刺激される場所や感覚の表現に違いを感じる女性はいますが、中イキできるようになることが、外イキの上位段階というわけではありません。

外イキでも、とても強い快感や広がり、余韻を経験する女性はいます。

中イキに興味を持つことと、「今の外イキでは足りない女性なんだ」と自分を評価することは分けて考えていいと思います。

もっと気持ちよくなりたいと思っても大丈夫です

「今の外イキでも十分だと思わなきゃ。」

そう考える必要はありません。

反対に、「もっと深い外イキができなければ」と追いかける必要もありません。

どちらかに決めなくていいと思います。

今感じている心地よさを大切にしながら、「自分にはほかにどんな感じ方があるんだろう」と興味を持つこともできます。

外イキできる・できないだけではなく、強さ、広がり、余韻、心地よさ、満足感。

そうした違いにも目を向けてみると、自分の身体について今まで気づかなかったことが見えてくるかもしれません。

「もっと気持ちよくなりたい」は、今の自分を否定する言葉ではなく、自分の身体をもっと知りたいという気持ちにもできます。

よくある質問

外イキには本当に浅い・深いがありますか?

医学的に「浅い外イキ」「深い外イキ」という二種類へ分類されているわけではありません。ただ、オーガズムの主観的な強さや広がり、持続、余韻、満足感などに違いを感じることはあります。その違いを女性自身が「浅い」「深い」と表現することはあります。

外イキできるけれど、あまり気持ちよくないのはおかしいですか?

それだけでおかしいとは判断できません。オーガズムに達したことと、その体験をどれくらい心地よく、満足できるものとして感じたかは同じではありません。

外イキは毎回同じ強さになりますか?

毎回同じとは限りません。同じ女性でも、そのときの身体や性的な興奮など複数の要素によって、感じ方が違うことがあります。

身体が震える外イキの方が深いですか?

身体の震えだけでオーガズムの深さを判断することはできません。身体反応の現れ方には個人差があり、外から見える反応の大きさと本人が感じている快感の強さが必ず一致するとは限りません。

もっと強く刺激すれば外イキは気持ちよくなりますか?

刺激が強いほど快感も強くなるとは限りません。強すぎる刺激を痛みや不快感として感じることもあります。自分にとって心地よい刺激は何かという視点の方が大切です。

中イキの方が外イキより気持ちいいですか?

一律にどちらが気持ちいいとは決められません。感じ方には個人差があり、中イキを外イキの上位段階として考える必要もありません。

まとめ

「浅い外イキ」「深い外イキ」は、医学的に決められたオーガズムの分類ではありません。

でも、外イキの感じ方がいつも同じとは限りません。

快感の強さ、感じる範囲、ピークの続き方、その後の余韻、満足感。

そうした違いから、「今日はいつもより深かった」「今回は少し物足りなかった」と感じることがあります。

だから、外イキできるけれど「もっと気持ちよくなりたい」と思うことも、おかしなことではありません。

同時に、もっと強く、もっと深くと、自分のオーガズムを誰かと比べて追いかける必要もありません。

今の外イキでもいい。でも、自分の感じ方がいつも同じである必要もありません。

「私はどんなときに、どんな心地よさを感じるんだろう。」

その興味を、自分の身体をもう少し知っていくきっかけにしてもらえたらと思います。

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この記事を書いた人
大翔 (ひろと)

浜松で女性専用のオイルケアを行う男性セラピストです。

これまで500名以上の女性の身体と向き合い、身体の感覚や性、パートナーとの関係など、人には話しにくい悩みも伺ってきました。

「できる・できない」だけで身体を判断するのではなく、まずは自分の身体を知ることを大切にしています。

その経験をもとに、医学・性科学などの情報も確認しながら、女性が自分の身体や悩みを少しずつ理解できる記事を届けています。

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