「気持ちいい?」
そう聞かれても、うまく答えられない。
何も感じないわけではない。
でも、「これが気持ちいいってことなのかな」と、自分でもよく分からない。
そんな悩みを抱えていませんか。
実際に施術でも、「気持ちいいか聞かれても、何て答えたらいいのか分からないんです」と話される女性は少なくありません。
そのため、「私は感度が低いのかな」「身体がおかしいのかな」と不安になり、このページへたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、感覚が分からないことは、感度が低いことと同じではありません。
この記事では、「感覚が分からない」とはどういう状態なのかを、身体の仕組みも交えながら一緒に整理していきます。
セックスが気持ちよくない理由全体について知りたい方は、セックスが気持ちよくない理由|感じにくい女性の原因とはもあわせてご覧ください。
「感じない」と「分からない」は少し違います
「何も感じない」と、「気持ちいいか分からない」は、似ているようで少し違います。
例えば、初めてワインを飲んだとき、多くの人は「渋い」「苦い」くらいしか分かりません。
ですが、飲み慣れてくると、甘みや酸味、香りの違いまで少しずつ分かるようになります。
ワインそのものが変わったわけではありません。
違いを感じ取れるようになったのです。
身体の感覚も、それと少し似ています。
刺激は受け取っていても、「これが心地よさなんだ」とまだ整理できていないことがあります。
つまり、感じていないのではなく、「感覚を理解している途中」ということも少なくありません。
気持ちよさは、脳が「心地よい」と認識して初めて生まれます
私たちは、触れられた瞬間に「気持ちいい」と感じているわけではありません。
触れられた刺激は神経を通って脳へ伝わり、脳が「これは心地よい刺激だ」と受け取ることで、初めて快感として認識されます。
そのため、刺激は身体へ届いていても、脳がまだ整理できていない状態では、「触られているのは分かるけれど、気持ちいいかは分からない」ということが起こることがあります。
だからこそ、「感覚が分からない」と感じても、それだけで「感度が低い」と決めつける必要はありません。
感覚は、小さな違いから少しずつ育っていくことがあります
施術をしていると、「何も感じません」と話される女性がいらっしゃいます。
ですが、お話を伺っていくと、
「温かい感じはします。」
「触られていることは分かります。」
「少し心地いい気もします。」
そんな小さな感覚は、すでに受け取っていることが少なくありません。
つまり、感覚がまったくないわけではなく、「これは気持ちいいという感覚なんだ」と、まだ結びついていない状態なのかもしれません。
身体は、こうした小さな感覚を少しずつ積み重ねながら、自分なりの心地よさを見つけていくことがあります。
感覚は「正解」を探すものではありません
「これが気持ちいいってことなのかな。」
「まだ足りないのかな。」
そんなふうに、自分の感覚を確認し続けてしまう女性も少なくありません。
ですが、気持ちよさには「これが正解」という基準はありません。
ある女性にとって心地よい刺激が、別の女性にも同じように心地よいとは限りません。
また、同じ女性でも、その日の身体の状態によって感じ方は変わることがあります。
だからこそ、「ちゃんと感じられているか」を確認し続けるよりも、「今の身体は何を感じているんだろう」と、小さな感覚へ目を向けることが大切です。
「何も感じない」と思っていても、小さな感覚はあることがあります
施術をしていると、「本当に何も感じないんです」と話される女性がいらっしゃいます。
ですが、お話を伺っていくと、
「温かい感じはあります。」
「触れられていることは分かります。」
「嫌ではないです。」
そんな小さな感覚を話してくださることがあります。
その瞬間、「それも身体が受け取っている大切な感覚ですよ」とお伝えすると、「それも感覚なんですね」と驚かれる女性は少なくありません。
私たちは、「気持ちいい」という大きな感覚ばかりを探してしまいがちです。
ですが、身体はその前に、小さな心地よさや安心感を少しずつ受け取っています。
そうした感覚へ気づけるようになることが、身体を知る第一歩になることもあります。
身体は少しずつ「心地よさ」を学んでいくことがあります
脳には、新しい感覚を少しずつ学習していく働きがあります。
専門的には「神経可塑性(しんけいかそせい)」と呼ばれ、経験を重ねることで、脳や神経の働きが変化していくことが知られています。
だからといって、「頑張れば感じられるようになる」という意味ではありません。
安心できる時間。
身体の緊張がゆるむこと。
自分の身体を責めずに過ごせること。
そんな経験を積み重ねることで、身体は少しずつ心地よさを受け取りやすくなることがあります。
感覚は、急に変わるものではありません。
だからこそ、「まだ分からない」と焦る必要はないのです。
まとめ
セックスで感覚が分からないことは、決して珍しいことではありません。
「感じない」のではなく、「気持ちよさとしてまだ整理できていない状態」の女性も少なくありません。
刺激は身体へ届いていても、脳が「心地よい」と認識するまでには、その人なりの時間が必要なことがあります。
だからこそ、「私は感度が低い」と決めつける必要はありません。
まずは、小さな感覚へ目を向けながら、「今の身体は何を感じているんだろう」と知っていくこと。
その積み重ねが、自分の身体を理解する第一歩になることがあります。
一人で整理することが難しいと感じた方へ
身体の感覚は、とても繊細です。
身体の緊張や呼吸、姿勢、安心感など、自分では気づかないことが影響している場合も少なくありません。
私はこれまで、そうした女性のお話を伺いながら、実際に身体へ触れ、一緒に身体の状態を確認してきました。
「何も感じないと思っていましたが、小さな感覚には気づけていたんですね。」
そう話される女性も少なくありません。
身体は、自分一人では気づきにくいことがあります。
だからこそ、一緒に身体の状態を見つめながら、「今の身体がどんな感覚を受け取っているのか」を整理していくことで、新しい気づきにつながることもあります。
もし、「一人では整理することが難しい」と感じたときは、一緒に身体を見つめ直してみませんか。
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