オナニーではイケるのにセックスではイケないのはなぜ?パートナーだと感じにくい理由

「オナニーではイケるのにセックスではイケない理由」というタイトルと、一人でリラックスする女性とパートナーと向き合う女性を対比した水彩イラスト 中イキ

「一人なら気持ちよくなれるのに、彼とのセックスではイケない。」

「オナニーでは中でも感じるのに、パートナーとの挿入ではよく分からない。」

「私の身体がおかしいの?それとも彼との相性が悪いの?」

そんな悩みを抱えている女性もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、オナニーでは感じるのに、パートナーとのセックスでは感じにくいことは不思議なことではありません。

一人のときとパートナーと一緒のときでは、刺激の方法だけでなく、身体の緊張、安心感、意識の向き方、自分で刺激を調整できるかどうかなど、条件が大きく違います。

特に、

「一人ではイケる」

ということは、自分の身体が気持ちよさやオーガズムを感じられないということではありません。

では、なぜパートナーと一緒になると感じ方が変わってしまうのでしょうか。

この記事では、オナニーではイケるのにセックスではイケない理由や、一人では中イキできるのに彼とはできない理由を、女性の身体と気持ちの両方から考えていきます。

オナニーではイケるのにセックスではイケない女性もいます

一人ではオーガズムを経験できるのに、パートナーとのセックスではイケない。

この違いに悩む女性はいます。

なかには、

「一人では簡単にイケるのに、彼とは一度もイッたことがない」

という女性もいます。

すると、

「彼との相性が悪いのかな」

「私の身体に問題があるのかな」

と考えてしまうかもしれません。

ですが、一人のときとパートナーとのセックスでは、そもそも条件がかなり違います。

まずは、その違いを考えてみましょう。

一人でするときは「自分の気持ちいい」が分かっています

オナニーの大きな特徴は、刺激をすべて自分で調整できることです。

自分が気持ちいい場所を知っていれば、自然とそこへ触れます。

強さも自分で変えられます。

「もう少し弱く」

「今は止めたくない」

「ここを続けたい」

と考える必要さえなく、身体の反応に合わせて手を動かすことができます。

途中で刺激を変えるのも自由です。

少し休むのも自由です。

つまり、一人のときは、

自分の身体から得られる情報と刺激する側が同じ人

なのです。

一方、パートナーには自分が感じている感覚そのものは分かりません。

そこに、一人と二人の大きな違いがあります。

パートナーには「同じ場所」を同じように刺激するのが難しい

女性本人には、

「あと少し右」

「もう少し弱く」

「そのまま続けてほしい」

という微妙な違いが分かります。

しかし、パートナーにはその感覚が直接伝わりません。

気持ちいい刺激が見つかっても、途中で速さが変わったり、場所が少しずれたりすることもあります。

本人にとってはわずかな違いでも、感じ方が大きく変わる場合があります。

これは、

「彼が下手だから」

という単純な話でもありません。

本人にしか分からない感覚を、相手が完全に理解するのは難しいからです。

だからこそ、パートナーとのセックスでは、刺激する技術だけでなく、自分の感覚を伝えられることも大切になります。

パートナーと一緒だと自分の身体以外にも意識が向きます

一人のときは、自分の感覚だけに集中できます。

しかしパートナーとのセックスでは、

「彼は気持ちいいかな」

「変な顔をしていないかな」

「声が大きすぎないかな」

「早くイった方がいいのかな」

「まだイケないと思われていないかな」

など、さまざまなことを考えてしまうことがあります。

すると、身体は刺激を受けているのに、意識は自分の身体から離れてしまいます。

特に、

「イかなければ」

と考えるほど、オーガズムを確認することへ意識が向いてしまうことがあります。

セックス中に自分を外から観察しているような状態になってしまう女性もいます。

「彼を満足させたい」がプレッシャーになることもあります

相手を大切に思うこと自体は悪いことではありません。

ただ、

「彼を満足させたい」

「せっかく頑張ってくれているからイかなきゃ」

「私が感じないと彼が落ち込むかもしれない」

という気持ちが強くなると、それがプレッシャーになることがあります。

パートナーから何度も、

「気持ちいい?」

「イキそう?」

「まだ?」

と確認されることで、余計に意識してしまう女性もいます。

するとセックスが、

「気持ちよさを感じる時間」から「オーガズムを達成する時間」

に変わってしまいます。

これも、一人のときには起こりにくい違いです。

身体を見られることが気になっている場合もあります

「お腹を見られたくない。」

「胸に自信がない。」

「明るい場所は恥ずかしい。」

など、自分の身体を見られることが気になっている女性もいます。

その状態では、触れられている感覚より、

「私は今どう見えているんだろう」

ということへ意識が向きやすくなります。

オナニーでは一人なので気にならなくても、パートナーがいることで身体への意識が変わることがあります。

これも「相手が嫌いだから」とは限りません。

好きな相手だからこそ、よく見られたいと思ってしまうこともあります。

安心感によって身体の反応が変わることもあります

パートナーとのセックスでは、身体への刺激だけではなく安心感も大切です。

「嫌なことは嫌と言える。」

「途中で止めても大丈夫。」

「イケなくてもがっかりされない。」

「自分の反応を笑われない。」

「どうしてほしいか伝えられる。」

そう思える相手と、

「我慢した方がいいかな」

「断ったら機嫌が悪くなるかな」

と考えてしまう相手では、身体の状態が同じとは限りません。

安心できない状態では身体に力が入りやすくなり、刺激への集中が難しくなることもあります。

だから、パートナーとの安心感も感じ方に関係する要素の一つとして考えてみてください。

一人では中イキできるのに、彼とは中イキできないのはなぜ?

ここまでの話はオーガズム全般ですが、

「一人なら中イキできるのに、彼との挿入では中イキできない」

という女性もいます。

この場合も、

「膣の感覚がない」

とは考えにくいでしょう。

一人では膣内への刺激を心地よく感じられているからです。

違いとして考えられるのは、

刺激する場所。

角度。

強さ。

リズム。

身体の姿勢。

興奮の状態。

緊張。

安心感。

などです。

特に一人の場合、自分の身体の反応に合わせて無意識に刺激を調整できます。

パートナーとの挿入では、まったく同じ刺激を再現できるとは限りません。

そのため、

「一人で中イキできる=パートナーとの挿入でも同じようにできる」

とは限らないのです。

オナニーでは外イキできるけれど、セックスでは中イキできない場合

これも分けて考えた方がいいでしょう。

一人でクリトリスへの刺激によって外イキできることと、パートナーとの挿入によって中イキできることは同じではありません。

外側への刺激は心地よく感じられても、膣内への刺激ではあまり感じない女性もいます。

その場合は「パートナーだから感じない」というより、膣内への刺激そのものを感じにくい可能性もあります。

こちらについては別の記事で詳しく解説しています。

膣で感じないのはなぜ?中で感じにくい女性の身体の仕組み

彼との相性が悪いからイケないの?

「一人ではイケるのに彼とはイケないなら、相性が悪いのでは?」

と思うかもしれません。

確かに、相手との関係や刺激の好みが感じ方へ影響することはあります。

ただ、「イケない=相性が悪い」とすぐに判断する必要はありません。

まだ自分の好みを相手に伝えられていない。

相手が自分の好きな刺激を知らない。

自分自身も「どうしてほしいのか」を言葉にできない。

中イキすることを意識しすぎている。

こうしたことでも感じ方は変わります。

相性という一言で終わらせる前に、二人の間で何が違うのかを考えてみる方がよいでしょう。

パートナーの触り方が合っていない可能性もあります

ここも、「全部女性側の問題」と考えないために大切です。

パートナーが良かれと思ってしている刺激が、自分には合っていないこともあります。

女性の身体には個人差があります。

誰かが気持ちよかった方法を、そのまま別の女性に行っても同じように感じるとは限りません。

また、AVなどで見た反応を基準にして、

「強くした方がいい」

「速くした方がいい」

と思っている男性もいるかもしれません。

ですが、大切なのは一般的な「女性が感じる方法」ではなく、

目の前のパートナーが何を心地よいと感じているか

です。

男性側から女性の身体を考えることについてはこちらでも解説しています。

女性の身体を男性はどれくらい知っている?|AVでは学べない本当の快感

イッたふりをすると、さらに伝えにくくなることがあります

「彼を傷つけたくない」

「頑張ってくれているから申し訳ない」

という気持ちから、イッたふりをしてしまう女性もいます。

ただ、相手からすると、

「この触れ方で気持ちよかったんだ」

と受け取る可能性があります。

すると、本当はあまり感じていない刺激が繰り返されることになります。

そして女性側も、

「今さら本当はイッていなかったと言えない」

と、さらに伝えにくくなってしまいます。

いきなりすべてを告白する必要はありません。

これから、

「そこ好き」

「もう少しゆっくりがいい」

「そのままが気持ちいい」

など、自分が好きなことを伝えるところから始める方法もあります。

パートナーにはどう伝えればいい?

「あなたのやり方では感じない」

と伝える必要はありません。

相手を否定するより、自分が好きなことを伝える方が、お互いに受け入れやすくなります。

例えば、

「私はゆっくりの方が好きかも。」

「そこ結構好きだから、そのままがいい。」

「もう少し優しい方が感じやすい。」

といった伝え方です。

また、セックスの最中では言いにくければ、普段の会話の中で話しても構いません。

相手に正解を当ててもらうのではなく、二人で自分の身体の取扱説明書を知っていくくらいに考えてみてください。

「私が変われば解決する」と考えなくてもいい

一人ではイケるのにパートナーとはイケないと、

「もっと感じられる身体にならなきゃ」

「中イキできるように練習しなきゃ」

と思ってしまう女性もいます。

ですが、女性だけが変われば解決する問題とは限りません。

自分の身体を知ること。

パートナーがそれを知ること。

自分の希望を伝えること。

相手がその言葉を受け止めること。

そして、二人が安心できること。

パートナーとのセックスは二人でするものだからこそ、二人で調整していくものでもあります。

よくある質問

オナニーではイケるのにセックスではイケないのはおかしいですか?

おかしいとは限りません。一人では刺激を自分で調整でき、自分の感覚だけに集中できます。パートナーとのセックスでは刺激方法や緊張、安心感、意識の向き方など条件が変わります。

一人では中イキできるのに、彼とはできません

一人で中イキできているのであれば、膣内への刺激を心地よく感じること自体はできていると考えられます。パートナーとの場合は、刺激の場所・角度・強さ・リズムや身体の緊張などが違っている可能性があります。

彼との相性が悪いのでしょうか?

それだけでは判断できません。刺激の好みや安心感などが影響することはありますが、まだお互いに好きな刺激を共有できていないだけの場合もあります。

オナニーのやり方を彼に伝えてもいいですか?

伝えて構いません。自分がどのような刺激を心地よく感じるのかは、本人にしか分からない大切な情報です。「こうしてほしい」と要求するというより、「私はこういう感じが好き」と共有すると伝えやすいでしょう。

彼の前だとイキそうになると止めてしまいます

相手に反応を見られる恥ずかしさや、声・表情・身体の動きなどへの不安が関係している場合があります。

イクのが怖いのはなぜ?イキそうになると止めてしまう女性へ

私が変われば解決しますか?

女性だけの問題とは限りません。自分の身体を知ることに加えて、パートナーとのコミュニケーションや刺激方法、安心できる関係も大切です。

まとめ|一人ではイケるなら「感じられない身体」と決めつけなくて大丈夫です

オナニーでは感じるのに、パートナーとのセックスではイケない。

一人では中イキできるのに、彼とは中イキできない。

その違いには、

  • 自分で刺激を調整できるか
  • 刺激する場所や強さ、リズム
  • 自分の感覚へ集中できるか
  • イかなければというプレッシャー
  • 身体を見られる恥ずかしさ
  • パートナーとの安心感
  • 自分の好みを伝えられているか

など、さまざまな要素が関係します。

だから、

「私の身体がおかしい」

とも、

「彼との相性が悪い」

とも、すぐに決める必要はありません。

特に一人ではオーガズムを経験できているのであれば、まずは、

「一人のときとパートナーとでは、何が違うんだろう?」

と考えてみてください。

そこに、自分の身体を理解するヒントが見つかることがあります。

そしてパートナーとのセックスでは、相手に自分の身体の正解を当ててもらうのではなく、

「私はこれが好き」

を少しずつ共有していくこと。

それが二人にとって心地よい時間につながっていきます。

次に知ってほしいこと

中イキについて全体から知りたい方は、中イキとは?女性の身体の仕組みからやさしく理解するをご覧ください。

この記事を書いた人
大翔 (ひろと)

浜松で女性専用のオイルケアを行う男性セラピストです。

これまで500名以上の女性の身体と向き合い、身体の感覚や性、パートナーとの関係など、人には話しにくい悩みも伺ってきました。

「できる・できない」だけで身体を判断するのではなく、まずは自分の身体を知ることを大切にしています。

その経験をもとに、医学・性科学などの情報も確認しながら、女性が自分の身体や悩みを少しずつ理解できる記事を届けています。

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