「クリトリスって、どこにあるの?」
「気持ちいい場所だと聞くけれど、私は触られてもよく分からない。」
外イキについて調べている中で、クリトリスという言葉を知った女性もいると思います。
クリトリスは女性の性的な感覚と深く関わる身体の一部ですが、外から見えている小さな部分だけがクリトリスのすべてではありません。
この記事では、クリトリスとはどこにあり、どんな構造をしていて、どのように刺激を感じ取っているのかを、女性の身体の仕組みからやさしく解説します。
「感じる・感じない」を判断する前に、まずは自分の身体にどんな仕組みがあるのかを一緒に見ていきましょう。
外イキについて感覚や原因、身体との向き合い方まで全体から知りたい方は、外イキできない女性へ|原因・感覚がわからない理由を解説から、ご自身に近い疑問を選んで読み進めていただけます。
クリトリスとは?
クリトリスは、女性の外陰部にある性的な感覚と深く関わる器官です。
一般に「クリトリス」と聞くと、外から見える小さな部分を思い浮かべるかもしれません。
ですが、外から確認できる部分はクリトリス全体の一部です。
クリトリスは身体の内側にも構造が続いていて、性的な刺激を感じ取るための神経が豊富に分布しています。
そのため、クリトリスを理解するときは「外にある一点」だけを見るのではなく、身体の内側まで続いている一つの器官として考えることが大切です。
クリトリスはどこにある?
外から確認しやすいクリトリスの一部は、外陰部の上側、左右の小陰唇が合わさるあたりにあります。
この外から見えやすい部分は「クリトリス亀頭」と呼ばれています。
クリトリス亀頭は「クリトリス包皮」と呼ばれる皮膚に一部または多くが覆われているため、身体によっては見つけにくいこともあります。
大きさや見え方、包皮にどのくらい覆われているかにも個人差があります。
そのため、写真や図と自分の身体を比べて「私のクリトリスはおかしいのかな」と心配する必要はありません。
身体には一人ひとり違いがあります。
クリトリスは見えている部分だけではありません
クリトリスについて特に知っておいてほしいのが、外から見える部分よりも身体の内側へ広がっているということです。
外から確認できるクリトリス亀頭から、身体の内側へクリトリス体が続き、さらに左右へ分かれて伸びる構造があります。
この左右へ伸びる部分は「クリトリス脚」と呼ばれます。
クリトリスは勃起性組織を持っているため、性的な興奮に伴って血液が流れ込むことで膨らみます。
男性の身体で起こる勃起とまったく同じように考える必要はありませんが、女性の身体でも性的な興奮に伴って性器周辺に身体的な変化が起こっています。
「クリトリス=外から見える小さな点」と思っていた方は、実際にはもう少し広がりを持った器官だと知るだけでも、女性の身体の見え方が変わるかもしれません。
なぜクリトリスを触ると感じるの?
クリトリスには、触れられたことや圧などの刺激を感じ取る神経が豊富にあります。
ただし、クリトリスそのものが単独で「気持ちいい」と判断しているわけではありません。
身体に加わった刺激に関する情報は神経を通して伝えられ、脳を含めた身体の働きの中で感覚として経験されます。
つまり、クリトリスへの刺激による心地よさは、刺激を受け取る場所だけではなく、神経や脳を含めた身体全体の働きと関係しています。
だからこそ、「クリトリスに触れば必ず気持ちいい」という単純なものではありません。
クリトリスは性的な興奮によって身体の状態も変わります
性的な興奮が高まっていくと、性器周辺への血流が増え、クリトリスを構成する勃起性組織にも変化が起こります。
クリトリスが膨らんだり、外陰部全体の状態が変化したりすることがあります。
ただし、その変化を自分ではっきり自覚できる女性ばかりではありません。
また、身体に性的な反応が起きていることと、本人がその瞬間に「すごく気持ちいい」と感じていることも、必ずしも完全に同じではありません。
身体に起きている反応と、自分がどのようにその刺激を感じているのかは、分けて考えることも大切です。
クリトリスは強く触れば気持ちいいわけではありません
クリトリスには感覚に関わる神経が豊富にあるため、「強く刺激した方が気持ちいいのでは」と思うことがあるかもしれません。
ですが、敏感な場所だからこそ、刺激が強すぎると心地よさではなく、痛みや不快感として感じることもあります。
直接触れられることを好む女性もいれば、クリトリス包皮の上や周囲から触れられる方が心地よい女性もいます。
同じ女性でも、そのときによって心地よいと感じる刺激が違うことがあります。
「強い刺激に耐えられる=感度が高い」「直接触られて気持ちいい=正常」ということではありません。
自分がどう感じているのかの方が大切です。
「くすぐったい」と感じることもあります
クリトリス周辺へ触れられたときに、「気持ちいい」より先に「くすぐったい」と感じる女性もいます。
それだけで「クリトリスで感じられない」と判断する必要はありません。
僕が女性の身体と向き合う中でも、最初は「くすぐったい」と話していた刺激が、時間が経つ中で「さっきより心地いい」「今はもう少し触れていてほしい」と違って感じられることがあります。
首や脇など、クリトリス以外の場所でも似たような変化を話す女性がいます。
ただ、これはすべての女性に同じ変化が起こるという意味ではありません。
また、「くすぐったさが心地よさに変わるのは、この身体の仕組みが原因」と一つに決めることもできません。
ここで知っておいてほしいのは、身体が受け取る感覚は、いつでも一種類に固定されているわけではないということです。
最初にくすぐったかったからといって、「私はここでは感じない」とすぐに決めなくてもいいと思います。
同じクリトリスでも感じ方には個人差があります
クリトリスは多くの女性にとって性的な感覚と深く関わる器官ですが、感じ方には個人差があります。
「少し触れただけでも強く感じる」という女性もいます。
「直接触れられるより周囲の方が心地いい」という女性もいます。
「気持ちいいことは分かるけれど、オーガズムまではいかない」という女性もいます。
反対に、「どこが気持ちいいのか、まだ自分でもよく分からない」という女性もいるでしょう。
こうした違いがあるからこそ、ほかの女性の感じ方をそのまま自分の基準にする必要はありません。
クリトリスという同じ身体の器官を持っていても、その刺激をどう経験するかまで全員が同じになるわけではありません。
クリトリスで感じることと外イキは同じではありません
クリトリスに触れて気持ちよさを感じたからといって、必ずオーガズムになるわけではありません。
心地よさを感じながら、そのまま終わることもあります。
反対に、刺激や性的な興奮が高まってオーガズムへ至ることもあります。
一般に、クリトリスなど外側への刺激をきっかけに経験するオーガズムは「外イキ」と呼ばれています。
でも、クリトリスで感じることと、外イキできることは分けて考えることができます。
「気持ちいいけれどイケない」という女性が、それだけで感じる力がないわけではありません。
外イキがどんな感覚なのかを知りたい方は、外イキってどんな感じ?初めての感覚を女性目線でやさしく解説で詳しく解説しています。
クリトリスだけで外イキが決まるわけではありません
外イキとクリトリスには深い関係があります。
ただ、「クリトリスに刺激を与えれば外イキできる」と考えると、女性の身体を少し単純に見すぎてしまいます。
性的な感覚やオーガズムには、刺激を受け取る身体の場所だけでなく、神経や脳を含めた身体の反応など、複数の要素が関わります。
そのため、クリトリスの場所が分かっているのに外イキできない女性もいます。
「場所は合っているはずなのに感じない」と悩んだときも、すぐに「私のクリトリスは感度が低い」と決めつけなくて大丈夫です。
外イキできない理由そのものについては別のテーマになるため、外イキできない原因|神経・脳・身体から見る感覚の仕組みで詳しく整理しています。
痛みや違和感がある場合は「感度」の問題と決めつけないでください
クリトリス周辺に触れたときの感覚には個人差がありますが、痛みやかゆみ、腫れなどが続いている場合は、「自分は敏感すぎるだけ」「感度の問題」と決めつけないことも大切です。
身体にいつもと違う症状が続いているときや、急に痛みが出るようになったときは、婦人科などの医療機関へ相談することも選択肢になります。
性的な感覚について知ることと、身体に起きている症状を我慢することは別です。
よくある質問
クリトリスはどこにありますか?
外から確認しやすいクリトリス亀頭は、外陰部の上側、左右の小陰唇が合わさるあたりにあります。ただし、クリトリスは外から見える部分だけではなく、身体の内側にも構造が続いています。
クリトリスが見つからないのはおかしいですか?
クリトリス亀頭はクリトリス包皮に覆われているため、見え方には個人差があります。外から分かりにくいからといって、それだけで身体がおかしいとは判断できません。
クリトリスは身体の中にもあるのですか?
あります。外から見えるクリトリス亀頭から身体の内側へ構造が続き、左右へ伸びるクリトリス脚などがあります。そのため、クリトリスは外から見える小さな部分だけではありません。
クリトリスを触っても気持ちよくないのはおかしいですか?
クリトリスへの刺激の感じ方には個人差があります。直接触れることを心地よく感じない女性もいますし、くすぐったい、刺激が強い、よく分からないと感じることもあります。「気持ちよくない」という一つの反応だけで、身体がおかしいと判断する必要はありません。
クリトリスを触ると必ず外イキできますか?
必ずできるわけではありません。クリトリスは性的な感覚と深く関係していますが、刺激を感じることとオーガズムへ至ることは同じではありません。
クリトリスは強く触った方が感じますか?
強い刺激ほど気持ちいいとは限りません。刺激が強すぎれば痛みや不快感になることもあります。心地よい刺激の強さや場所には個人差があります。
まとめ
クリトリスは、女性の性的な感覚と深く関わる身体の器官です。
外から見える小さな部分だけではなく、身体の内側にも構造が続いていて、刺激を感じ取るための神経が豊富にあります。
ただし、神経が豊富だからといって、すべての女性が同じ刺激を同じように気持ちよく感じるわけではありません。
直接触れられるのが心地よい女性もいれば、周囲からの刺激を好む女性、くすぐったく感じる女性、まだよく分からない女性もいます。
クリトリスについて知る目的は、「ここを触れば外イキできる」という答えを見つけることだけではありません。
自分の身体にはどんな構造があり、そこで自分は何を感じているのかを知ること。
それも、自分の身体との付き合い方の一つだと思います。
今はまだ自分の感覚がよく分からなくても、すぐに「感じにくい身体」と決めなくて大丈夫です。
まずは、身体について知るところから始めてみてください。
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